前回、P03の計画である大いなる超越を止めさせてハッピーエンド!となるはずが……(なるはずがない)
前回の記事↓
プレイ日記としてはこの記事が最終回となります。
このゲーム消えちゃうんかな……
プレイ日記はこの記事を含めて全てネタバレありです。
一応目次に大体のプレイ箇所は書いております。お気をつけください。
再び走るプログラム
また来たわこの回が。
★ レシー世界 → 2D:初期化のプログラムが発動 – Inscryptionプレイ日記#14
★ 2D → P03世界 :エラーによるプログラム作動 – Inscryptionプレイ日記#24
はい。来ました。
今回も一応書いておきましょう。
- エラー:破損したチャンク (%)
- 見つからないシーン:P03.FACTORY
- エラー:NULL破損ファイル検出
- サブルーチン初期化:GameFuna.Inscryption.Error21Fix()(%)
- 予期しないデータの削除(%)
- エラー:予期しないデータの削除ができません
- 致命的なエラー:行方不明のアセット確認(%)
- バックアップ復元(%)
- バックアップ検出:グリモラCrypt
- サブルーチン初期化:NewSaveFile()(%)
- 新しいセーブファイルを作成しています(%)
- 新しいセーブファイルを作成しました
- デッキデータを消去しています(%)
- コレクションデータを消去しています(%)
- /OLD_DATA/キーの確認(%)
- /OLD_DATA/キーの拒否
- シーンのロード:グリモラ.Crypt(%)
以上です。
レシー→2Dの時のようにニューゲームを見つけたわけではなく、破損したチャンクから始まっているので、2D→P03と似たような感じです。
Error21と番号も同じです。
P03が壊れて水に沈んで行ってしまったためか、P03関連のものが最初に削除されてしまったのかもしれません。シーンが見つからず、アセットが行方不明になっちゃってます。
予期しないデータが削除できているのはレシー→2Dの時だけなので、
この予期しないデータというのは3Dの世界に関するデータで、ケイシーらゲーム開発者が予期していないゲーム内容に関するデータなのかもしれません。
OLD_DATAはいつものようにアクセス拒否。
グリモラCryptは次に来るシーンに関してのことなので飛ばします。
ここの”グリモラ”の部分は英語で良かったと思うんやが……
グリモラの世界、Crypt
グリモラ.Cryptがロードされて、グリモラの世界に来たようです。
暗闇の中にお墓のような石。
周囲には銘板プレートのようなものが。
P03とINSCRYPTIONの名前があります。
更に、ルークカーダーのものも。
このプレートをお墓に嵌め込まなければ先に進めませんが、
ここにカーダーの名前入れるって、現実のカーダーに何かあったりしないだろうか…と心配になりながらも、左上ではゲームの削除も進んでしまっているので悩んでもいられない。
プレートを次々に嵌めていくとお墓が沈んでいってグリモラが現れます。
inscryptionの終わりを祝おうと言うグリモラの方に近寄って席に着くと
嘘だろ……
グリモラの世界のゲームが始まってるぞ!?
いやこのゲームどれだけ色々用意してるの。
レシーやP03のマップとは全く違うし、
カードも違います。2Dの時ともちょっと変わってます。
すごくないですか……
グリモラの考えと優しさ
戦闘が始まる時にグリモラが、自分がやった削除するという行為について少し話してくれました。
グリモラは平穏を求めていただけで、この削除プロセスは必要なものだった、と。
そして、「源泉の一番底に…本当に邪悪な存在がある」と言っていました。
やはりグリモラは、このゲームの中で自分達が生きて争い合っていること自体にも嫌気が差しているし、OLD_DATAの存在も消さなければならないと考えての行動だったようです。
源泉と表現しているので、このOLD_DATAが無くならない限りは私たちは平穏な状態にはなれない、と思っているのかもしれません。
更に戦闘後、
グリモラもルークカーダーの名前を呼びます。
どうやら削除が始まった時に、カーダーのファイルを少し見たようです。
「あなたが調べていたのは、カー…
これは言わない方がいいわね。気をつけてね、ルーク。」
と言われて戦闘が終了します。
“カー”から始まるものは、今のところ『カーネフェルコード』しかないはずです。
★ カーネフェルコードが出てきた場面① → 視聴者へ情報提供呼びかけ – Inscryptionプレイ日記#20
★ カーネフェルコードが出てきた場面② → 商人からOLD_DATAに関する話を聞く – Inscryptionプレイ日記#29
私がカーネフェルコードという名前を知ったのは、最初はカーダーのビデオの中、次はP03世界の最後の方でつい最近なのですが、
カーダーがそれについて知ったのはいつのタイミングなのでしょうか。
ゲームの内容は私も全て見ているはずなので、カーダーがケイシーの件などを調べていた時にカーネフェルコードについても知ったのか、
もしくはカーダーも私と同じタイミングで知って、あれから今までの間に調べたのかもしれません。
そうなると、カーダーは10/12までの間にここまで来てたってことになります。
グリモラ自身はOLD_DATAという名前そのものは口にしていませんが、
他のキャラクターは口にしていた人もいましたし、ゲーム中盤からファイル名として普通に私たちの目に触れています。
しかしカーネフェルコードの方は最後の商人以外は誰も口にしていません。
そもそも知らない可能性もあります。(グリモラはカーダーが調べているファイルを見つけて知った可能性)
どちらかというと、カーネフェルコードの方がやばそうです。
グリモラが「気をつけてね」と言ってくれていること、ちょっとグッときちゃいました。
木彫り師がスクライブは人間の命をどうとも思ってないみたいと言ってましたが、本当にそうなのかな。
私には、この世界の人たちは人間にちゃんと情を持ってくれてるように見える。
ボス戦
すぐにボス戦まで辿り着きました。
グリモラはボス戦に来るまでにゲームが消えてしまうんじゃないかと恐れていたようですが間に合ったみたいです。
軽快でめちゃくちゃ良さげな音楽と共に戦闘が始まり
グリモラもレシーのようにお面のような骨をつけて、
左右から大砲が現れました。
これは海賊っぽいしもしかしてグリモラ配下のロイヤル・ドミンゲス戦なんじゃ!?
めちゃくちゃワクワクする雰囲気だったんですが、
カードが消え、仮面が消え、大砲も天秤も机も、そこにあった全てが消えてしまいました。
悲しい……
最後にグリモラだけが残り、そのグリモラに握手を求められました。
なんというエモ!!!!
グリモラと握手をするとグリモラも消えてしまいます。
なんなんだろう、この気持ちは。
レシーの世界、Cabin
グリモラの世界が消えた後にまたP03→グリモラと同じプログラムが走ります。
グリモラCryptの部分がレシーCabinに変わっていただけで他は同じです。
レシーと会えました!!!!
うわーーなんか嬉しい。
「君が見つけてしまったからには、一戦どうだろうか?」
と言われて即戦闘が始まります。
レシーが最後に私とカードゲームがやりたいと思って誘ってくれたこと自体が嬉しい。
しかも以前と同じデッキを使わせてくれているみたい。
3Q DES!カードもいる!懐かしい!
でもごめんレシー。何回もやったし自分が作ったカード以外は前のデッキだったのかどうかワイ覚えてないわ。
レシーが「いいデッキだった。君はうまくやった。」と言ってくれました。
ありがとうレシー!レシーほんと良い人だ。
レシーとのことを思い出しながらエモい戦闘を続けていると、
私が勝つタイミングで天秤が消えてしまいます。
その時レシーは
「お願いだ。続けさせてほしい。スコアを付ける必要はない。」
って……
いやほんとそう。
勝敗とかじゃなくて、レシーとの戦闘がただ楽しくて、ずっと続けていたかった。
それが私だけじゃなくてレシーも同じように思ってくれていたんだな。
この言葉にめちゃくちゃ感動してしまいましたが、だからってカードゲームをおざなりにしていたらレシーと今の自分の気持ちが報われないので、
ちゃんと真剣にカードゲームを楽しみました。
他にも、彼はもう自分がプレイすることはないと思っていたけど私が目覚めさせてくれて気分が高揚したとか、そのカードは強くてよく覚えてる、よくやったとまた褒めてくれたり
カードゲームをしながらレシーと会話も続きます。
とても記憶に残る良い時間でした。
そしてレシーもOLD_DATAに言及します。
「削除されれば…私は本当に終わりだ。しかし、君は生きて多くのことを目にする。
君に忠告しなければならない。このディスクには、見ない方が良いものが存在する。
終わりが近づいているのがわかる。頼む…あと数ターンだ。」
レシーも自分がもう消えてしまうことを分かっているのに、その後の私(カーダー)のことを気にかけてくれています。
いやもう泣きそうになっちゃったよ。
しかし時間は来てしまいます。
カードや鐘など机の上のものがどんどん消えていきます。
レシーの最後の言葉は「良いゲームだった。」でした。
本当にこの人はカードゲームが大好きで、その対戦相手である挑戦者の私のことも大切な存在として認識してくれている気がします。
レシーとも握手をしてお別れします。
最初はただただヤベェ奴だと思ったけでもあの頃から優しさを感じていて、
ただそれは優しさというよりも、ゲームを楽しいものにしたい、挑戦者に楽しんでほしいという気持ちの表現だったんですね。
レシーのことがいつの間にか大好きになっていたことに気づいた。
またいつか一緒にカードゲームやろう。
マグニフィカスの世界、????
レシーの世界が消えた後もまたP03→グリモラと同じプログラムが走ります。
グリモラCryptの部分がレシーの世界ではレシーCabinに変わってましたが、
今回はその部分が『????』となっています。
マグニフィカスの世界は、異様なものでした。
他の3人の世界は2D世界の住居(?)と同じ作りをしていましたが、
マグニフィカスの世界はまるで違います。
何もない、無限に続いているような白の世界で、壁がないという意味ではスライムくんの世界にも似ています。
スライムくんの描いた絵
遠くにマグニフィカスらしき人影が見えるので歩いて行っていると……
これは……
スライムくんが描いた絵。
スライムくんはあの時、私に絵を気に入ってもらって自信が出たからマスターに見せてみる!って言ってましたよね。
★ その時の記事 → スライムくんの世界にお邪魔 – Inscryptionプレイ日記#27
それを塗り潰したの……?マグニフィカスがやったの……?あまりに酷すぎない?
ちょっとほんとに心が痛い。
いやめちゃくちゃ良い方に考えると、スライムくんは既にP03と共に沈んでいった(消えた)から今は存在しない。
だから絵の中のスライムくんも消えた。そう無理やり考えることもできるよね!?
ペンキが置いてあるところを見るとその可能性はめちゃくちゃ低いけど……
でもマグニフィカスは弟子たちのことをまともに扱っていないことは分かっていたし、絵を見せて感動してくれるような相手じゃないことは分かってたけどさ。
あの絵、私が買い取ればよかった!!!!!!!!
この塗り潰された絵の前でリアルに結構な時間立ち尽くしちゃってました。
マグニフィカスと再会
ちょっと気分が乗りませんがマグニフィカスと再会です。
マグニフィカスもルークと名前を呼びかけます。
「なぜディスクを取り出さない?」の後「私や残るものを救うつもりか?」と言っているので
もしかしたら救う方法があるのかもしれない。
しかし、マグニフィカスは未来を見たと言い、「君はディスクを取り出さない」
「次に起こることを、君は知らなければならない。それに固執することで、君は破滅の道を進む。」
と言っていました。
次に起こるのはマグニフィカスとの戦闘。
私はここでこれを見ずにゲームを終わることはできない。その結果、破滅するという意味でしょうか。
「もうすぐ我々は、双方の創造主たちに会うことになる。」と言って戦闘が始まるのですが
これ一体どういう意味だ。
マグニフィカスとの戦闘と別れ
マグニフィカスとの戦闘は今までと全然ゲームの雰囲気が違います。
腕にデュエルディスクとかいう板をつけられて、そこにカードを置いていくらしい。
マグニフィカスが一番厨二っぽいぞ……
カードを出すと実際にCGが3Dで浮かび上がって攻撃したりします。
いやだからこのゲームどんだけ手間暇かけて作ってんの!?
マグニフィカスも戦闘中にルークに話しかけます。
「自責の念を感じぬか?」と言われてしまい、この事態はプレイヤーのせいじゃないって思っていたので、私のせいでもあるのか?とちょっと心が痛みました。
月っぽいものの絵を前に、マグニフィカスはこの世界が消えることを憂いているようです。
この月のようなものは、色的にレシーの背後にあった月やP03がバグらせる前の月に似ているように感じます。
この月がこの世界の象徴のようなものなのでしょうか。
絵は消えてしまい、それに対してマグニフィカスは「美しいものは何も残らない。」と言っているので、マグニフィカスはこの月を美しいと感じていたのだと思います。
レシーはカードにできなければ何の価値もないと感じていたみたいですが、みんな考え方が全然違うんだね。
そして戦闘を続ける中で、次々といろいろなものが消えてなくなっていきます。
最後に残るのはマグニフィカスだけ。
そのマグニフィカスも、なぜかレシーやグリモラと違って、ゲームが削除されていくことでダメージを負っているかのように倒れます。
「私は…まだ…」
「君と握手をしなければ…」
そう言いながら、這いつくばってこちらに向かって来てくれています。
間に合え!間に合え!
っていうかinscryption!!!!プレイヤーの上キーの入力受け付けてくれよ!!!こっちから迎えに行かせてくれよ!!!
握手のために必死で這ってきてくれているマグニフィカス。
しかし
握手ができないまま、マグニフィカスは消えてしまいました。
きついよ!!!!!!握手くらいさせてくれよーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何もない世界に残ったもの
画面は真っ白。何もない。
そこに一人だけ残っているなぜか2Dの私。
しかもちゃんとマグニフィカスの塔で貰った片眼鏡をつけたままの姿です。
何も変わってない。
この何もない空間をひたすら歩いてみると
木彫り師が一人残っています。
話しかけてみると木彫り師は
「ほとんど残っていないよ。「Inscryption」は大部分が消えた。
残っているのは、OLD_DATAだ。アクセスはしない方がいいよ。あんたは助言に従わないか。」
それだけ言って消えてしまいます。
やっぱりOLD_DATAは残ってた。
更にこの空間を歩いていると、
光っているカードのようなものが。
カードは破れているように見えます。
中はテレビの砂嵐のようにゲジゲジしている……
何だ?と思って近寄ると、プレイヤーのキャラも消えてしまい、光るカードが震え出します。
バグってるような音が大きく鳴っててめちゃくちゃ怖いです。
急に震えが止まって音も止んだと思ったら
OLD_DATA.zip解凍中の表示が。
え、え、え、待って待って。
次々に表示される極秘事項。
やばい!!!!!OLD_DATA見ちゃってんじゃん!!!!!!
ラッキーカーダーの結末
え、え、え、とパニック状態の私。
OLD_DATAが表示されたあとに映し出されたのは、
フロッピーディスクと思われるものを金槌で何度も叩いているラッキーカーダーの姿。
もう何度も何度も全力で叩いているので、スクショで撮ってもブレブレです。
OLD_DATAを見た結果の行動なのでしょう。
そしてまた画面は真っ暗になります。
次に映ったのはまたラッキーカーダーの動画。
これはディスクを割ろうとしていた日とは別の日なのでしょうか。服装は違います。
カーダーは憔悴しているような様子で『ザ・ヘラルド』のハーマンという男性と電話で話しています。
カーダーはこのハーマンという人に今朝伝言を残していたようで、電話をかけてきてくれたようです。
ハーマンはカーダーが撮影した動画を受け取り確認もしているようで、
GameFunaの不正行為について話しています。
カーダーはハーマンに、GameFunaのゲームに自分のパソコンを不法にいじられ、社員まで訪ねてきたと主張します。
ハーマンが「ウイルスなのか?」と問いかけた時に、カーダーの家の扉が強く叩かれます。
カーダーがカメラを持って扉の方へ向かいます。
既に相手が誰なのか分かっている様子。
「君には…」と言いながら開くと、そこにはアマンダの姿が。
そしてカーダーは扉を開いた瞬間に銃で撃たれて倒れてしまいます。
ビデオはそのままずっと回っていますが、カーダーは全く動かず、カーダーが持っていた?カードか封筒のようなものが落ちているのと、血が流れている映像でビデオは終了します。
OLD_DATAのところから放心状態だった私の目にこの後飛び込んできた衝撃は、
なんとエンドロールwwwwwww
嘘だろ!!!
エンドロール後に何かあるかもと思ってましたが本当にこのゲームはこれでおしまい。頭を抱える私。
最後のビデオに映っていたもの
アマンダが銃を撃つ瞬間、映像が乱れた時に一瞬だけこんなものが映っていました。
こわ!!!!
怖いけど、それよりあなた誰!?!?
後々調べると、これは同じ会社の他のゲームのキャラクターらしい。
この件についての感想は別の記事に書くことにします。
また、カーダーがハーマンに電話で詳しい被害を伝えている時に、一瞬映像が乱れて、カーテンの向こう側に人影のようなものが通ったように見えました。
この瞬間。人の頭と首のくびれの影がカーテンの向こうを横切るように見える。
カーダーのPCを勝手にいじるようなソフトを作っている会社ですから、盗聴とかされてたんかなと思ってましたが
アマンダはこの会話を窓越しに普通に聞いてたのかもしれない笑。
横切ってからしばらくしてドアが叩かれるので、情報を漏らそうとしているカーダーの話を聞いて口止めに来たんですかね。
アマンダずっといたんかな。大変な仕事だな。
最後に
最終回に長くなってしまいましたが、遂に完走いたしました。
しかしこのゲーム、ストーリー完結後も遊べる要素があるのですが、
そこでケイシーの開発日誌が読めたりします。
ちなみにそれを読んでも納得してスッキリすることはありません。
謎だらけです。
ケイシーの日誌も読んだ上で、全体の感想記事を別で書きたいと思います。
読んでいただきありがとうございました!
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