さて今回もNetflix版大人のオオカミちゃんには騙されないについての感想を書きたいと思います。
前回は1〜8話までの感想を書きました。
主にAbemaオオカミとの比較と、今回のオオカミ開示についてです。
今回は更新された9話についての感想記事ですが、
基本は前回の記事内容を前提として内容で書いているので
先にこちらの記事を読むことをお勧めします。↓
ほのかとじゅりのあのくだりは本当にじゅりが悪いんか?
今回みんなが語りたいのは最後のほのかとじゅりの険悪な雰囲気についてですよね。
絶対みんなそう。
メンバー目線になって一旦じゅりちゃんがオオカミちゃんだということは知らなかったことにして、
嫉妬に狂ったじゅりの言い方がキツくて泣いちゃったほのか、という図で普通に見たらじゅりが怖いって思うんだけど
これほのかもちょっと気を遣ってあげようよって思ったのは私だけか?
まずほのかは大珠が気になってると宣言していて、ロビンのことは気になっているというわけではないけれど話してて一番楽しいとロビン本人にも周りにも伝えているわけです。
そして、気になっているのは大珠だけど、大珠が自分の太陽LINEに来てくれるのは分かっているからこそ自分はそれ以外の人に使いたい。それがロビンかもしれない。
ということを明らかにロビンのことが大好きなじゅりに伝えたわけです。
ほのか的には、じゅりがロビンに冷たくしてるように見えたからどういう気持ちなのか知りたかったと言ってましたが
じゅりちゃんくらいの感情ダダ漏れ人間だと、周りで見ていて普通にわかる気がするんですよね。
多分分かってると思うんですよ。
ただほのかちゃんは、じゅりちゃんに気を遣って、ロビンに使うかもしれないことを正々堂々と事前に伝えておきたかったという会話なわけですよねあの話は。
ほのかちゃんの立場になってみれば、そりゃ気遣うよな…事前に伝えていて偉いよ…となりますし、だからじゅりちゃんのあの反応はオオカミということを除いて普通の人間関係として考えれば、キツすぎるし、嫉妬に狂ってんな〜と見えます。
しかしこれじゅりちゃんの立場になって見てみたら、
ほのかちゃんは両想いの大珠が太陽LINEにくるの確定って信じていて、
それじゃあ他の人誘お〜って軽いノリで、わざわざ自分の好きな人(両想い)を太陽LINEで誘おうとしてる、と捉えることが出来ますよね。
ほのかちゃんは、じゅりちゃんに気を遣って良かれと思って、別に私はロビンのことを特別気にしてるわけじゃないっていう風に言いたかったのかもしれないけど、
じゅりちゃんから見たら、自分の大好きな人を、二番手三番手の男として軽い気持ちで誘うねって言ってるようにも聞こえるわけですよ。一番手は私のところに確実にくるから、って。
そのデートでロビンがほのかに気持ちが移ることも当然あり得るわけで。
ほのかちゃんもほのかちゃんで、普通に「ロビンのことちょっと気になってて話してみたいから誘おうかなって考えてる」って言っちゃえばよかったのになぁと思う。
まぁでもそれ以上にじゅりの嫉妬の目が怖くて誤魔化したかったのかもしれないけど笑
「ほっといて」とか言っちゃってる時点でじゅりちゃんが悪いんだけど、
じゅりがオオカミじゃなくても、ほのかの言い方はあまり気持ちの良いものではなかったな〜って話でした。
正々堂々と…ってライバル関係の人に好き宣言する人はリアリティーショー的には好感度高くなるけどこれはショーの中でだけのこと。
伝えるということはそれはあなたがモヤモヤ悩みたくない気を遣いたくないという自己満足でもありますからね。
それを伝えることで自分はスッキリするけど、相手をモヤモヤさせて気を遣わせることになります。
そのライバル関係の人に自分の重荷を分け与えちゃってる。
この正々堂々は、現実ではなかなかやれないやつですよね。
少しずつ際立ってきた女性陣。男性陣がんばれ。
ほのかちゃんとギャビーがかわいい。
ほのかちゃんの、「悔し〜笑」という爽やかな嫉妬発言と
ギャビーの、「泣きたくないから言い方強くなってごめん」がとても良かった。
「言い方ごめんね、強くて。泣きなくないからさ」は私も今度使おうと思いました。もちろん私はただ言い方が強かった時の言い訳として使うつもりですがね。
二人ともお顔もとても綺麗で大珠が羨ましい。
二人の女子レベルも人間レベルも高めなので、そうなるとほのかちゃんが他の人に目を向けたくなるのも少し分かる。
大珠、そんなに良いか!?
大珠というより、男性陣みんな個性が画面にあんまり反映されてないぞ!?
みんなかっこいいんだけど、女子のレベルが高すぎるのかもしれない。
特に女優さんとして既に顔が知れてる桜子ちゃんなんかもいるので、あなた達の周りにはこのメンバーと同じ、いやそれ以上の男性達がうじゃうじゃいるよね!?
と思っちゃう。
前回も書いたけど、共に過ごしている時間が少なそうってところでやっぱり薄く感じちゃうな。
連ドラ撮影だと他の現場でもこれくらいの密度でかっこいい俳優さんとずっと一緒に過ごしますよね?となる。
基本何も大きく動かない
脱落しなかったことで作業も別に重大事項ではなくなってしまった気がするし
もう告白しか山場がない。
若者同士だと、オオカミじゃなくても中間告白後で心変わりすることも多くて矢印がガンガン動いていくし面白かったんだけど…
20代後半が中間告白でかなり固めの両想いになったのにあの短期間で心変わりすると
それはそれで、この人軽いなとか思われそうだしまぁ仕方ないところもある。
大人の心変わりには、自分自身で納得するための根拠が必要。
逆に今回のを見ることで、Abemaオオカミで後半に心変わりが起こるのは結構ガチだったのか、と思えました。
演出だとか売れるためだとか、そういう理由なら大人の出演者でも動くはずだけど今回は動きが鈍いからね…
若いって素晴らしいね…
他の恋愛リアリティーショーと比較して大人の心変わりについて考えてみる
前回の記事内でも触れたように、(前回の記事内→ネトフリオオカミの出演者たちについて )
テラスハウス、あいのり、あいの里、バチェラー、ラブトランジット等の他の恋愛リアリティーショーと違って、オオカミシリーズでは出演者同士が寝食を共にしていません。
期間も短そうだし、出演者同士がそこまで一緒にいる時間は無いのではないでしょうか。
大人には一つの恋をすることすら難しい環境で、その短期間の間に心変わりするというのはかなり難しいのではないかと想像します。
今までのオオカミシリーズのような若者たちであれば恋をしやすいと思うんですが、大人には難しい。
若者が心変わりをすることに対して、観ている方も自然で何も思わないし、出演者本人も自分の気持ちが変わることに何も思わないでしょう。付き合っているわけじゃないしね。
大人が画面の中で心変わりをすることがあれば、それには”理由”が必要なんじゃないでしょうか。
それは他の出演者や視聴者からの目を気にして理由をつけるという意味でもありますが、
一番は自分自身に対して。
出会って間もない相手に短期間で恋をして、そして更に心変わりをして他の子を気になってきてしまった
そんな自分って大人には結構耐えられない笑
だから理由(という名の言い訳)を探すと思うし、しかもそれが客観的に納得できる自然な理由を求める。
他のリアリティーショーだとこの理由が
「なんか思ってた人と違った」「言い方がきつくて嫌だった」というような一般的なしょうもない心変わりの理由でもOKだし、
『次々と目移りするキャラ』でもOKなんだけど
オオカミシリーズではこれは無い。なぜなら心変わりをされた子が悪く映っちゃダメだから。(詳しくは前回の記事の『出演者を守る姿勢は最高』へ)
それ故に大人+オオカミシリーズはなかなか動きが取りづらいんじゃないかなぁ。
ロビンはじゅりがオオカミだと気づいたのでは
じゅりがロビンとトモキに、自分の好きな人がオオカミだったらどうするかを問いかけました。
こういうのが自然に聞けたりする部分、そこはじゅりちゃんオオカミに向いてるなぁと思います。
その問いかけに対してロビンは何も答えずに、「トモキはどうする?」と話を振りました。
トモキがオオカミちゃんでも行く、と答えた後にロビンは
「じゅりと二人で話したい」とじゅりをその場から連れ出します。
その連れ出した場でロビンは
「もう不安にさせない」とじゅりに宣言します。ほぼ告白のようなものですね。
オオカミシリーズのことなのでかなり編集で色々なものがカットされてるとは思いますが、
この一連の流れだけを見ると、ロビンのほぼ告白はじゅりの「好きな人がオオカミだったらどうする?」のアンサーのように見えます。
だとするとロビンのアンサーとしては、トモキと同じく「オオカミでも行く」ということなのではないかと。
むしろ「オオカミだからこそ行く」にも見えました。
ロビンの今までの発言から、じゅりのようなタイプの女の子は避けたいんだろうな〜と普通は思います。
それはそうなんだろうけど、じゅりの情緒不安定な言動は、”そういうタイプの女の子”ではなく”オオカミだから”なんじゃないか?とちょっと気付いちゃってるんじゃないでしょうかね。
いやこっちから見たら、”そういうタイプ”でもあり”オオカミ”でもあるんだけど。
ロビンはオオカミ役で苦しんでいるじゅりを放っておけなかったからこそのあのほぼ告白に繋がったんじゃないかな。
もちろんそれは恋じゃないとは言わない。
そういう形から始まるものもあると思うよ。