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【ネタバレあり】映画『ゴジラ-1.0』の評価レビュー:好きな人は読まないで…

【ネタバレあり】映画『ゴジラ-1.0』の評価レビュー 雑記
雑記

少し遅れてしまいましたが、ゴジラ-1.0を観に行ってきたのでレビュー記事を書きたいと思います。

私はエヴァが好きで庵野作品が大好きなため、シンゴジラの方はすぐに観に行って非常に気に入ってしまって10回以上映画館に観に行きました。
DVDも買いましたし、月に一回はいまだに観ています。

『ゴジラ』自体に興味を持ったのはそこからですが、初代ゴジラとアニゴジ、ゴジラSPを観ています。あとハリウッド版も金ローであまり集中せず観たことがあるくらい。

実写のゴジラはシンゴジラしかまともに観たことがないので、
シンゴジラとは全く違う、真逆と言ってもいい作品だと分かりつつも
比較対象が他にないことをお許しくださいませ。

以上の前提を踏まえて、こちらの記事を読んでいただけると助かります。

カゲノ
カゲノ

かなり辛口になっちゃったから言い訳をしておきました。

こちらの記事は映画『ゴジラ-1.0』のネタバレを含んでいます。
鑑賞後の方用に書いている記事です。

また、個人的な評価は良いものではないので、その点もご了承の上でお読みください。

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良かった点

ゴジラのデザインがかっこよかったし、海から顔を出して追いかけてきたり、戦闘機を猫みたいに目で追いかけてるのが可愛かった
という一番良かった点は書いてません。

カゲノ
カゲノ

可愛かった(私目線)ゴジラが最後の最後はめちゃくちゃ怖い目になっててそれも良かった。

戦争ドラマとしては良かった

特攻を美化したりせず、先の戦争で日本人が学んだことを戦後のゴジラ戦で活かすような内容でとても良かったと思います。
特攻から逃げたことを悔やんでいる主人公に、日本を守るために特攻をさせるのではなく、必死で生きることを選択させたのは
戦後の物語としては最高でした。

大衆向けで誰でも楽しめる

この映画は本当に誰でも楽しめるのではないかと思います。
シンゴジラのように政治の難しい話も、早口ももちろん無いので、お年寄りから子供まで楽しめます。
セリフもはっきりと喋ってくれるし、展開も早くないので、動画配信や地上波放送にも向いていそうですね。
例えば家事をしながらでも、作業をしながらでも、途中からでも結構見れるんじゃないでしょうか。

誰が見ても平均点を取れるような映画になっていると感じました。

カゲノ
カゲノ

みんなが好きなよくある映画にゴジラがプラスされているって感じで、そりゃ観客動員数も良い数字が取れるだろうな〜

ゴジラのテーマの使い方

あの一番有名な、ゴジラのメインテーマ。
ゴジラの映画を見たことがなくても、あの音楽だけは誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

あのテーマが流れたら、ゴジラの姿を思い浮かべると思いますが、
-1.0では、ゴジラのテーマをゴジラに対して使うのではなく、人間側が攻撃を仕掛ける時に使われていて、その意外さにちょっと感動してしまいました。
初代と同じですよね。

ゴジラの映画を見ていると、ゴジラと人間、果たして本当に恐ろしいのはどちらなんだろうね…?と思ってしまうものですが、
あのゴジラの恐ろしさを最も表している曲を人間側に使うって、まさにどっちが恐ろしいんだ?とゴジラ作品そもそものテーマを大切にされているのかな?と感じました。

今回は戦後が舞台なので、ゴジラはもちろんですが、戦争の恐ろしさ・人間の恐ろしさもハッキリと伝えなければならないし、この使い方はすごくこの映画に合っていたなと思いました。

     

悪かった点

カゲノの小言
カゲノの小言

文章量で私が星をつけるならいくつなのか、大体バレてしまいそう。

先が読めすぎる展開

最初から最後まで、先の展開が読めすぎます。
きっと亡くなっていないんだろうな…脱出方法を用意しているんだろうな…と分かってしまいます。
そもそも隠してもいなさそう。

ストーリーに驚くようなことや意外性はないですが、その分、安心感はあります。
これも全ての人が見やすい大衆向けの作品という意味では良いところなのかもしれません。

しかしそれにしても、読めすぎる笑。

全体的に演技が大袈裟

全体的に全員の演技が少し大袈裟で、一昔前の映画のような演技だったので
俳優さん達の演技力の問題ではなく、監督の指示なのではないでしょうか。

これも、大衆向けとしては、セリフは聞き取りやすくそこまで集中していなくても見れるし、良いところなのかもしれません。
演技が下手というわけではないし、実力派の俳優さん達ばかりで、要望通りの演技を提供していたのではないかと思います。

主役の敷島の演技も大袈裟で、ちょっと私はイラッとしてしまったんですよね……
なんかすごい体中から不幸アピールしてるけど、この時代はみんなしんどいぞ?周りの人みてみ?と思ってしまった。(最低)

カゲノ
カゲノ

でも神木隆之介くんは好きです。演技が上手いのも知ってるよ。

セリフも説明が多かったりするので、全てわざとなのでしょうけど。

でも不幸を背負っている人の演技は、もうちょい抑えめにしてほしいな……
感情移入ができなくなる……
過去の出来事も見てるからさ……辛いのは表現しなくても分かるからさ……

浜辺美波演じる典子の力が強すぎる

ヒロインの典子の力、あまりに強すぎませんか?笑。

まず、主人公の敷島に抱きつかれるシーンがあったと思うのですが、あの体勢から覆いかぶさってくる男性をあそこまで突き飛ばすことって、一般的な女性には不可能だと思います。

例えばギャグ系の作品とか、サスペンスドラマのワンシーンとか、そういうところでああいう場面がよく出てくるのは特に不自然さはないんです。
そもそもそういう作品は全体的にリアリティーが全然無いことが多いので、そんなシーンがあっても自然に受け止められます。

しかし-1.0内では少し不自然に見えました。

あと、電車でミッションインポッシブルになる場面もそうですし、
更に主人公を庇って建物の間に押すシーンも。

女性が男性を本気で助けたいと思い、押さなくては!と感じた場合、
体ごとぶつかるのが一番効率が良いと思います。

あの身の危険が迫っているシーンで腕の力だけで男性を突き飛ばすというのは、
突き飛ばせるという確固たる自信があるということで
相当な力の持ち主だと思います。

体ごとぶつかれば自分も助かる可能性があるのだから、普通はそうします。

それをしなかったのを見て、彼女も戦争中に色々なことがあって、気丈に振舞っていたけど生きる希望が無くなっていたんだ…と私は思ってました。

でもラストシーンを見ると、そういうわけでもなさそう。

この子は最初からG細胞持ちで、ゴジラ並に力が強かったってことでもないと、説明がつかない。凄すぎる。

ゴジラのロボット的な動き

放射熱線を撃つ前の背びれ、もう私の頭の中では「ガチャン!ガチャン!」という効果音が鳴っていたくらい、ロボットそのものでした。
歩く姿もカクつきを感じるし、生き物感が伝わってこなかったです。

成長前の小さいゴジラは素早さがあったためか、機械感はあまりなかったように思うのですが
成長したらロボットになってた……

裏設定ある?ってくらいにちょっと違和感がありました。

ゴジラをもっと見たかった

私がシンゴジラで一番好きだったシーンは、熱線で東京が焼かれるシーンでした。
あのシーンを初めて見た時は唖然として半泣きになりました。(震災のこともあったからね…)
やはりゴジラには、一度こちらを絶望させてほしいんです。

そもそも戦後という設定なので、既に街がボロボロになった姿を見てしまっており、
ゴジラが破壊する姿を見てもあまり衝撃が無くなってしまっているというのもあるのかもしれません。

銀座の熱線シーンでは画面で暴れているゴジラよりも、すぐに核兵器を連想します。
戦後という設定もあるので、また核が落とされた、というような見方をしてしまい、どうしてもゴジラという生物に重点を置くことができませんでした。

しかしゴジラの恐怖というのは核兵器の怖さを表しているものでもあるので、それを最もわかりやすく表現できていたのではないかとは思います。

ただ、あれがゴジラである必要はなかったように感じました。

カゲノ
カゲノ

ゴジラが添え物のようだよ……

ラストの匂わせが急すぎる

最後、必要でしたかね…?

流石に急すぎるのではないでしょうか。
感動物語の中にいきなり最後に不穏な映像を入れられても、感情がついていけません。
私は他の人のレビューを見るまで、完全に自分の見間違いで目の錯覚だと思ってましたよ…ええ。

被曝でのアザが出来てしまっている、という真相でも、これまでのストーリーを考えると違和感があります。
この作品のストーリーに不穏さというのは一切なく、悪く言ってしまうと戦後にしては軽いです。
その中で今後の典子の人生を考えさせられるカットを最後に急に入れられても、『考えさせられるような重さ』ではなく『嫌な重さ』が残ってしまいます。

G細胞に寄生されているという真相だったとしたら、前兆が無さすぎます。

例えばシンゴジラの最後のカットの伏線としては、ストーリーの中で事前に「ゴジラは進化すると大陸を飛翔する可能性がある」ということが語られていました。

この作品の最後のカットで予想されるのはゴジラから飛び散った細胞が彼女に寄生したというものですが、「飛び散った」という音声だけであのラストのカットの伏線とするのはちょっと弱すぎます。

私は考察好きなのでああいう最後に謎を残す作品が大好物ですし、私のような人間のためのカットでしかないと思うのですが
あれでは全く考察しようという気持ちにはなれません。
それどころか、あれは無かったこととしたい気持ち。

総評

映画館でもう一度見たいと思うほどの気持ちにはなれませんでした。
かなり評価が良いみたいですし、一緒に行った連れもかなり楽しめていたようなのですが
個人的には良くも悪くもない、平均点の映画だなと感じてしまいました。

あまりにもシンゴジラが好きすぎたのかもしれません。

また、監督の山崎貴さんの作品は、他の映画もあまり好きなものがないので
山崎監督作品が合わないのかも……

評価の高さを知ってかなり期待して行ってしまったので、そんな自分に反省。
もう少しニュートラルに観に行くべきでした。