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【Netflix】オオカミちゃんには騙されないネタバレ感想会【〜8話】

8話までのネトフリオオカミ感想会ネタバレあり 雑記
雑記



わたくしリアリティーショー大好き人間なので、
Abemaのオオカミシリーズは全て見ています。

若者たちの恋愛や人間模様を見て、大号泣したこともあるくらいです。
なかなかヤバイ女です。

今回Netflixで大人のオオカミちゃんが始まるということで、とても楽しみにしていました。

後半に入ってきてそろそろ感想が書きたくなったので書きます。

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作品全体の感想

ハッキリ言ってしまうと、ちょっと期待外れです。今のところ。

まず、

  • オオカミシリーズ初のNetflixで配信される
  • オオカミシリーズ初の出演者が大人(主に20代後半)

二つも“初”があるわけです。
視聴者層が全く異なってくるわけです。

なので今回はオオカミシリーズとはどういうものなのか?を説明しなくてはいけないと思います。
それはMC陣から語られる言葉による説明ではなく、作品全体で説明する必要があると思うんですね。

言ってしまえばAbemaでのシリーズ第一回目を、大人の出演者でやらなきゃダメだろう。そしてやってくれるだろう。と思ってたんですが、
現状は過去のAbemaでのオオカミシリーズの続きになっちゃっています。

Abemaオオカミを見ていない人にはオススメできない

なぜネトフリオオカミがAbemaオオカミの続きであり、オススメできないかと言うと
今のオオカミシリーズでのオオカミという存在は、“恋をしないオオカミ”ではなく“恋するけど告白OKできないオオカミ”になってしまっています。

だけど最初は違っていたんですよ。
オオカミは(最初はオオカミ“くん”)相手を好きにさせようと動き、仕事としてオオカミを徹底している…つまり簡単に言えば相手をちゃんと騙そうとしていたんです。
もちろん彼らにも心があるので、相手の出演者と親しくなるにつれて罪悪感が生まれていたはずです。しかしそれを番組として表に出すことはなかったのです。
番組の趣旨としてはこちらが正解ですよね。

しかし、これは途中から変わっていきます。
本気で相手を好きになってしまうオオカミが現れ、そして更にそれが当たり前になっていったのです。
シリーズを重ねるにつれそれがデフォルトになってきて、その悲劇がメインの番組になりました。

そもそも最初はきちんとした設定がありそれに則っていて、シリーズを経てそういった変化があったのですが
ネトフリオオカミの視聴者はそれをすっ飛ばして今作品を見ていることになります。
MC陣も今のオオカミをそれが当たり前のように受け入れて話しています。
メインMCがAbemaと同じなので、これは当然ですが。

今作は更に最初から1人のオオカミを視聴者に開示しているので、そうなると
いやオオカミめちゃくちゃ恋してるやん?オオカミって何?この設定いる?
となってしまいます。
実際こういう感想も結構多い。

もちろんシリーズを全て見ていても、オオカミが最早オオカミではない、と思うわけですが
もう私達はその感想は持ちません。既にその時期は過ぎているからです。シリーズを全て見ていたら、急に今作を見るよりも自然にその時期を乗り越えることができます。

最終回の告白が不安

前章で書いたことを踏まえた上で、ここに不安要素が残ります。

初期のオオカミシリーズでは、告白は「付き合ってください」か「お友達から」でした。ここは人それぞれです。
番組後も付き合っていたカップルもいたようですし、番組の中でキスしている方もいます。
実際にどうだったかはともかく、”彼氏を見つけようとしてここに来た”という設定はちゃんとあったわけです。

しかし近年は告白=番組が終わっても仲良くしようね、くらいのものになっています。
多分告白にOKするということは、「”この出演者の中では”あなたが一番良いと思ってる」という意味なのではないかと思われます。
「付き合ってください」「はい」となるカップルは近年では1組もいなかったと思います。

そうなると、オオカミの意味が更になくなってきます。
オオカミじゃなくても、相手と付き合えるかどうかは番組後の付き合い(そしてきっと大人の事情も)によって変わってくるわけです。
オオカミも相手のことを本気で好きになっちゃったりするなら、それはもうオオカミでもオオカミじゃなくても一緒じゃないですか?

というのは過去のオオカミシリーズを見てもきっとみんながフワッと感じることなんですが、
今回はシリーズの流れを見ていない視聴者が多いと思われるので、前章でも書いたようにここでも「?????」となってそこで思考が一旦止まってしまい、内容が入ってこなくなっちゃうんじゃないかと思ってしまいます。

そもそもそうなってしまう多くの視聴者は、最終告白の回まで見ないんじゃないかとも思いますが。

出演者を守る姿勢は最高

色々と書きましたが、それもこれも『演者を守る』ことにおいては全て必要なことなのでしょう。

初回の放送時は今よりもまだ少し世間が緩かった時期です。
本気で異性を騙しに行くオオカミを今放送したら、オオカミ役に徹して仕事をしただけの出演者は世間から何を言われるか分からないし、その番組の趣旨自体も批判されるかもしれません。

だからまずオオカミ役を一人開示して、シリーズを見たことがない人にオオカミの苦しみを知ってもらうことは必要なのでしょう。

そして「付き合ってください」が無い今の現状も、出演者のことを考えたらこっちの方が炎上をなるべく避けられるし無難な選択でしょう。

更にこの番組、テラスハウスやあいのり等と比べて、編集がきっちりされている印象があります。
リアリティーショーというよりドラマに近い。
出演者の嫌な部分は見えないし、みんなが良い子に映るよう徹底されているように感じます。
そのぶん一人一人の人間性はあまり深く見ることができませんが、だから人格否定の誹謗中傷もしようにない。

出演者の10代の子達を守ろうとしている姿勢が番組側から感じられます。

     

ネトフリオオカミの出演者たちについて

今回のオオカミちゃん出演者はみんな年齢的に大人です。

  • 大久保桜子(1998年生まれ・24歳)
  • Gabby(1996年生まれ・26歳)
  • JU!iE(1995年生まれ・27歳)
  • 西村歩乃果(1995年生まれ・28歳)
  • Mikako(1994年生まれ・28歳)
  • 米村知希(2000年生まれ・23歳)
  • Who-ya(1999年生まれ・23歳)
  • 中尾暢樹(1996年生まれ・26歳)
  • 白鳥大珠(1996年生まれ・26歳)
  • 古屋呂敏(1990年生まれ・33歳)

※年齢は2023年6月時点の年齢です。

なんと30代までいますね。

これはめちゃくちゃ楽しみな要素だったのですが、
大人だということが今のところマイナスに働いてしまっている気がして、過去作に比べて現時点では盛り上がりに欠けちゃってます。

これなぜかというと、大人同士だと、ちょっと一緒にいたくらいじゃそこまで好きにはなれないというのが理由なんじゃないかなと思ってます。

他の恋愛リアリティーショーで考えてみましょう。
テラスハウス、あいのり、あいの里、バチェラー、ラブトランジット…
これらの恋愛リアリティーショーもあいの里を除いて、大体同じくらいの年齢層の出演者が出ている番組です。
あいの里はもっと上の世代の方々が出ていますね。

これらは全て、一緒に生活をします。
もちろんそういう番組演出というだけであって、自宅に帰る機会もあるでしょう。
ですが、一応は寝食を共にしているんです
バチェラーのみ相手の異性とずっと一緒にいるわけではないですが、同性同士はずっと共に過ごして、スマホも没収されたり帰れなかったりという過酷さがあります。

いくら仕事だろうと、長い時間を共に過ごせば当然恋愛もするでしょうし情も湧くでしょう。

しかしこのオオカミシリーズは、一緒に作業をして遊ぶのみ。
どれくらいの時間をみんなが一緒に過ごせるかは分かりませんが、他のリアリティーショーと比べると時間はかなり限られていそうです。

年齢的にもきっと仕事で少しは確立したものを持っていると思われますし、他の仕事より素敵な出会いは多いであろう職種。
これだと年齢を重ねれば重ねるほど、恋愛はしにくいだろうなって思うわけですよ。

そしてそれが伝わってくる。
このひと良いな、くらいでそこまで好きにはなれてないんだろうなと見ていて感じてしまう。
相手にそこまで想いがないし年齢的にも理性も保てるので人間味が全く出ず、それぞれが綺麗に立ち回っている、もうこれはドラマです

しかしそんな人たちの中で一人だけブイブイ飛ばしている人がいるのです。

オオカミちゃんの”じゅり”について

このじゅりちゃんが、最初の段階で開示されているオオカミです。

理性的で綺麗に振る舞うメンバーの中で唯一ぶっ飛ばしてます。
理性ってなに?ってくらいにもう突っ走ってます。

これスタッフさんは予想外だったのではないでしょうか。
オオカミちゃんが一番必死でもがきながら周りも見えなくなるくらいにめちゃくちゃ恋しちゃってるんですね。

オオカミシリーズのスタッフの手によって綺麗に編集されていなければ、もうすごいことになっちゃってんじゃないかというくらいの逸材です。
他のリアリティーショーだとこういう子は有り難がられるのでしょうが、オオカミシリーズだとちょっと合わない気もします。
嫉妬心や依存心を剥き出しにする彼女のような出演者は今までいませんでした。

もしじゅりちゃんはオオカミちゃんだということが開示されていなければ、じゅりちゃんをオオカミだと疑う視聴者っていたでしょうか?
多分ほぼいないと思うんですよ。これって最終回でどんでん返せるってことじゃないですか。
番組のことだけを考えれば伏せていた方が良かったんじゃないかと思うんですけど、
もしかしたらこれも前章の『出演者を守る姿勢は最高』で触れたように、出演者を守るためだったのかもしれません。

じゅりちゃんのオオカミとしての裏側の本音部分を見せていないと、最後にオオカミだと明かされたときに彼女に対して恐怖すら感じると思いませんか…?
あんなにガチっぽかったのにあれ全部演技!?って思っちゃうと怖い子だってなっちゃうじゃないですか。

でも裏側を見せることで、じゅりちゃんはオオカミの設定を守れないくらいに純粋に突っ走っちゃっただけってなりますよね。
これも炎上対策なのではないかと。

私は好きですけどね、じゅりちゃん。
舌足らずな喋り方とか発せられる言葉とかが可愛くてたまらん。

男性陣について

本当にごめんね。ごめんっていうか、私なんかにとやかく言われても知らねーわって感じなんだけど、
あくまで過去作と比べてなんですが、あまり魅力を感じられない…

しかしこれも大人だからって理由あると思うんですよね。
いや私は個人的にはもちろん大人な方が好きなんですが、『出演者たちについて』で書いたように、そこまで相手を好きになれないし仲間との友情も若者達と比べて熱くなりづらくて理性がめっちゃ効いちゃってるから男の部分が見られないことが理由なんじゃないかなって。

悪く言ってしまうと、面白みに欠ける。
もちろんみんなかっこいいんだけどね。突出した人がいない。みんなかっこいいしみんな綺麗だしみんな良い子。

これから終盤に向けて、それぞれの個性と男の部分が見たいな〜と思っております。

女性陣について

こちらも男性陣と同じ感想を持ってしまっています。
みんな綺麗だし可愛いし良い子。

私はもう少し君たちの内面の部分が見たいよ。
内面の可愛さやかっこよさや、せっかく大人のオオカミちゃんなんだし考え方とかも知りたいよ。

開示オオカミのじゅりちゃんを除いて一番個性を出せてるのが女性最年長のMikakoちゃん
ハッキリ言葉にして意思を示すかっこいい女性だということは分かるんですが、
その示している意思にまだ芯を感じることが出来ていなくて、そういうキャラを演じているように私には見えちゃってる。

これはMikakoちゃんがオオカミであれば、だからかそう感じたのか〜〜となるんですけどね。

そうでなければ、この子はしっかりしていて大人の女性に見せているけど、実は天然なところが結構あるんじゃないかと思うんですけど。
めちゃくちゃハッキリ物を言うけど、何を言ってるかよくわからないというか…変わってるって言うよりちょっと人とはズレてるというか笑
でも変にプライドが高いというわけでもなさそうなので、Mikakoちゃんの可愛い部分やいじられる場面をもっと見たい。

かっこいいだけじゃない、この子はもっと奥深い子に違いないという謎の期待を持っています。

     

語りまくったけどまとめるぞ

これは今のところ、じゅりちゃんの番組であると言えます。
じゅりちゃんがいなければ成立していないのではないかと思うくらいに。

逆にじゅりちゃんにスポットライトが当たることで、他のメンバーの個性を出せる時間がなくなってるのかもしれないけど笑

このままじゅりちゃんがロビンと上手くいって告白まで行ってしまうと、じゅりちゃんは一体どうなってしまうんだ。
それが気になって見ているようなものです。

もう一人はオオカミちゃんがいるはずなので、その子が徹底オオカミをやってくれていることを願っています。

そうなると桜子ちゃんが良いね。飄々としててオオカミの苦しみを全く表に出さない女優の凄さを見せてもらいたいものです。