さて、パラノマサイトの続きです。
前回は本編に入る前の冒頭部分を書きました。
前回の記事↓
今回は物語本編の序盤も序盤の部分です。
ネタバレありなので気をつけてください。
本編開始(チュートリアルとか)
当然のヨーコ登場です。
ヨーコは私のことを「興家くん」と呼びます。
興家くんとは、前回案内人に紹介された彼のことです。
前回の興家くん紹介箇所↓
#1のパラノマサイトの物語についての章
興家くんは起き上がったようで画面内に登場しました。
興家くんは急に倒れたという設定なのでしょうか。
普通に生きてた興家くんの中に私が入った形になるので、倒れた原因はプレイヤーの私にありそうです。
ここで操作説明に入ります。
このゲームでは、興家くん視点でスティック操作をして360度周りに視点を回したり、周囲のものを調べたり目の前の人(今ならヨーコさん)に話しかけたりできるようです。
逆転裁判の捜査パートとかレイトンみたいな感じ。
まず辺りを見回してみよう!となるので、視点を一周させます。
ここはどうやら夜の公園のようなのでこれだけでもちょっと怖いです。
とりあえずは操作チュートリアルのようなので、ぐるっと一周見回します。
一周してヨーコさんの方向に視点を戻すと…
急なドアップ!!!!
記念すべき一回目のびっくりポイントです。
普通に声を上げて驚いてしまいました。
ヨーコさん可愛いんだけど、絵のタッチが絶妙に怖いんよ…
このスクショ見るだけでなんか心がザワザワする…
ヨーコさんはぼーっとしている興家くんを心配してくれているようです。
何をしていたか覚えているか?というヨーコの問いかけに出てきた選択肢。
『蘇りの秘術』とあります。
蘇りの秘術って確か案内人の口から出てきた言葉でしたよね。
案内人はこのゲームは登場人物が蘇りの秘術を巡って命を奪い合う物語だと教えてくれました。
どうやらそれをやってた?ようなので、ちょっと攻めて『蘇りの秘術』の選択肢を選ぶことにしましたが、ヨーコさんには
「わたし その話 興家くんに してたっけ…?」
と言われてしまいました。
興家くんは蘇りの秘術のことを知らなかったのかもしれません。
ですがヨーコは知ってるみたいですね。
ヨーコさんは23歳の家事手伝い。彼女は所謂“見える人”でオカルト大好きっ子のようです。
興家くんとは一ヶ月前に出会ったとのこと。
ちょっと良い感じの仲のようですが、私なら”見える”と自称している人とは極力関わりたくありませんね。一緒にいるのが怖いので。ええ。
興家と葉子の本所七不思議探し開始
興家くんも徐々に頭がハッキリしてきたようで、
今自分がどこにいるのかを思い出します。
ここは、東京都墨田区の錦糸町。駅の近くにある錦糸堀公園。
東京には全く詳しくないのでちょっと調べてみたんですが、
これは実際にある公園のようです。
実は二人が出会ったのもこの公園だったとのこと。
オカルト好きの彼女は一ヶ月程前の昼間にこの公園で
『本所七不思議』の『置いてけ掘』を探していた時に興家くんに出会ったようです。
『本所七不思議』というのは本所(東京都墨田区)で江戸時代から伝わる伝承・怪談の類のもの。
落語なんかでも昔から使われていたネタみたいです。
これも実際に存在するもの。
私は知らなかったので調べて記事書きました↓
そんなこんなで興家くんは今日、再び七不思議をやるというヨーコさんに誘われて、深夜にこの公園に来ています。
ヨーコさんは砂場を掘り返したり動物のオブジェに話しかけて叩いたり、これが七不思議を探す方法なのかどうかは分かりませんが不審者そのものです。
そして、
徐々に怖い雰囲気になっていきます。
「……なんか 聞こえなかった?」
とか言うヨーコさん。
自称”見える人”はこういうこと言い出すから嫌なんですよ!!!!
ヨーコさんはわざと言ってるわけじゃなくてガチで七不思議探してるだけなんだろうけど。
私はもちろん、
気のせいやろ!!!ニコォ(※イメージです)
と答えます。
自分が本当にこういうことを言われたら、
「聞こえないけど」と冷たく言い放って二度とそういうことを口にさせない空気を作ります。
興家くんは素直に答えそうですが、「言われてみれば…」とか言うと一気にこの場が怖い空気感に包まれることは間違いないので出来れば話を逸らしていただきたい。
ヨーコさんによると、興家くんはとんでもない霊感の持ち主らしく、それがどれほどかと言うと「ジンライム一気飲み」レベルらしいです。
ヨーコさんこう見えてかなりの酒好きなのかもしれません。
興家は本当は色々見えているのに、それを霊的なものだと認識できないだけなのではないかと指摘されます。
どうやらその霊的なものをその人自身が信じていないと、霊感があっても認識が出来ないらしい。
もしかしたらこの時に周りを見渡したらそれっぽいものが見えていたのかもしれません。興家はどうか知らないけど、私自身は絶対に認識したくありません。信じません!!!!
ここからヨーコさんに色々な話を聞けますので、ちょっとまとめてみたいと思います。
七不思議の数について
“七”不思議と言うくらいですから、7つのお話があると思いきや
大体15個くらいあるとのこと。
Wikipediaには8種類以上と書いていましたが、諸説あるようです。
江戸時代からの伝承なので、話が増えたり減ったり、内容が変わったり、地域によって数が違ったりもあるでしょう。
その話を合計すると15個くらいということなのでしょうね。
本所七不思議は怪談?
この七不思議って一部を除いて怪談というほど怖いものじゃないんです。
ちょっとした不思議な噂話程度のものもあります。
ヨーコさんは、何百年も前から伝わるこの七不思議の話の内容はかなりいい加減なんじゃないかと思っていて、元々は違う話だったのではないかと考えています。
例えばこの公園の『置いてけ掘』という不思議なお話。
置いてけ掘は、人を置き去りにすることを意味する「置いてけぼり」の語源にもなっているのですが
『置いてけ掘』の不思議に人を置いていく内容の話は全くありません。
詳しくはWikipediaの置行堀に書いてありますが、
“釣った魚を「置いていけ」という声がして魚を置いていった話”であって、人を置いてけぼりにした話じゃないんですね。
なので、元にした全く違う話があって、それが人々の間で伝言ゲーム化し内容が変わっていったんじゃないかと。
『置いてけ掘』の話は元々は誰かを置き去りにする話だったのではないか、と。
蘇りの秘術について
この蘇りの秘術、案内人が言ってた言葉なくらいなので重要なものだと思うのですが、
実はオカルト雑誌とかでちょっとした噂になっている話だそうです。
オカルト好きの間では有名なのでしょうし、この時代はオカルトブームなのでテレビとかでも取り上げられてたかもしれませんね。
これが実際にあったオカルト話なのか?というのを調べたかったのですが、パラノマサイトに関する検索結果がずらっと並んでいたので避けました。ネタバレコワイ。
プレイ後に調べてみよう。
この『蘇りの秘術』は太古の昔に陰陽師が生み出した、死者を蘇らせる法術。
この法術がこの時代で噂となったのは、最近その術について書いた古文書が発見されたからです。
郷土史研究科の新石英樹が発表したその内容が噂の出所。
郷土史研究科ってちゃんとした人のちゃんとした発表な気がする。
まぁ、実際に生き返るかどうかは別として、そういうことをやってた陰陽師が一人いて、その人がそれについて書いた書物があるっていうのは特に不思議なことでもないからね。
本所七不思議と蘇りの秘術の関係
ヨーコは当初、本所七不思議の方ではなく蘇りの秘術を探していたそうですが、
「本所七不思議が生まれたきっかけは蘇りの秘術と関わっている」という噂を耳にし、
本所七不思議を調べる必要が出てきたので今は七不思議の方を調べているそうです。
蘇りの秘術は太古の昔。本所七不思議は江戸時代に生まれたもの。
一見関わりはなさそうですが、江戸時代に『蘇りの秘術』を術師が復活させたようで、前章で出てきた『古文書』は江戸時代にその人が書いたもののようです。
その古文書の名前は『禄命簿』。
それによると秘術を得るための秘密は本所七不思議に隠されているということです。
ヨーコが蘇りの秘術を探す理由
ヨーコは『オゴポゴ』という愛犬を事故で亡くしてしまったらしく、その愛犬を蘇らせたいとのこと。
オゴポゴ…すごいネーミングセンス。ヨーコさんっぽい
蘇りの秘術が犬にも対応できるかどうかは分からないけど、
オゴポゴのために何かしてないと耐えられないというヨーコさん。
その気持ちは分かる。
興家くんもそれを聞いて協力することを決めました。
突然のホラー展開、そして絶望(個人的に)
話を全て聞き終わったタイミングで、画面(というか興家の視界)が一瞬乱れます。
ひぃぃっ
なんやこの映像と音は!!!!
プロか!?ホラーのプロなんか!?!?
これを文章で全くお伝えできないことが悲しい。
共感してほしい。誰かと怖かったね!って言いたい。
もう嫌だ。
始めた頃の私は間違っていた。
見返りがないなら生き返らせたいとかバカだった。
そもそもこんな目に遭うなら誰も生き返らせたくない。
私はトライフォースの謎に迫っていたい。
ティアキンプレイ日記、絶賛連載中☆
【ゼルダの伝説 TotK】#1 リンク…リンク…ずっと待ってた…
すぐに元には戻りますが、
今 なんか……すごく 変な空気が……
と興家の心の声が。
そしてまた探索画面へと切り替わって、自分で視点を操作できるようになった。
嫌な予感がする。いや絶対ヤバイ。
だってさっきまで霊感あるはずだよ〜って話してたじゃん。こんなの絶対それじゃん。
先ほどまではじっくり隅々まで探索していたのに、今の私はもうこの探索をこなすことしか考えていなかった。
とりあえず一番何も無さそうな空をぐるぐる見てみる。
やっぱり何もない。
次にめちゃくちゃスローで視点を下ろす。
ちょうど真横くらいに下りてきた。
興家の視点はちゃんと公園を見てるけど、私の視点は画面の角くらいを見ているので断言は出来ませんが、多分何もない。
チラ見で画面を見るけどパッと見、風景に変化はない。
多分これヨーコさんがいないんだ。消えてるんだ。絶対そう。
そんで、
これは夢だったのかー!最近忙しくて寝てなかったからなー!立ったまま寝てたのかなてへてへ☆エンドだ。
そうであってくれ。
そんなことを心の底から願いながら、ヨーコさんの方を向いた。向いた。向いたら…
イヤァァアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(コンマ1秒)
ホーム画面落ち着くうううう!!!!
任天堂ありがとう!!!!!
いや何!?あの顔なに!?
で指差してたよね!?!?
あれは「う、うしろ…!」のやつだよね!?!?
再びゲーム再開。
イヤァァアアアアアアアア!!!!!!!
もうダメだ…私は…もう…
(おそらく次回へ続く)
※ Twitterでも呟いてたんですが、心優しきパラノマサイトファンの方に、ホラー展開はここが山場だと教えていただきました。
私のようなホラー耐性よわよわ人間の方でも大丈夫だそうなので、ここで諦めてやめている方や購入前に見にきた方も
ぜひ買って続きをプレイしてみてください。
私のように朝一でやりましょう。
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続きは最後までプレイした後の感想として書きました!↓
プレイ後の考察記事はこちら↓