「寝る前のちょっとした暇つぶし」に選んだはずの Peglin が、
気付けば夜明けを告げる鳥の声と共に「もう一回リトライ!」を要求してくるんですよ……
カゲノです……
本作は、私をそんな絶望に叩き落としたゲームです。
それと同時におすすめしたいゲームでもあります。
みなさん、私と一緒に気づいたら外が明るい絶望、味わいませんか?
本記事では
- パチンコ物理×デッキ構築ローグライクという唯一無二のシステム
- 中毒ポイントと欠点
- 購入前に押さえたい 対応機種・価格
- ペグリン用語表
等をまとめます。「買う or 見送る」判断に迷っている方は5分だけお付き合いを。
Peglin(ペグリン)とは?:ピンボール物理×ローグライクの“脳汁メーカー”インディーゲーム
カナダのインディー・スタジオ Red Nexus Games が開発した『Peglin(ペグリン)』は、
「Peggle の パチンコ物理」と「Slay the Spire の デッキ構築ローグライク」を掛け合わせた唯一無二のインディーゲームです。
プレイヤーは“オーブ”と呼ばれる玉を盤面(ペグ)に当ててダメージを稼ぎ、レリックでビルドを強化。
当たり方が読めない物理挙動 × ランダム生成マップにより、毎回ちがう展開と“大当たり”の快感が味わえます。
対応プラットフォームと価格(2025年7月時点)
| プラットフォーム | 通常価格* |
|---|---|
| ▶︎ Steam(PC) | 2,300円($19.99) |
| ▶︎ Nintendo Switch | 2,300円 ※7/24までセール1,610円 |
| ▶︎ iOS | フル版 1,500円($9.99) |
| ▶︎ Android | フル版 約1,500円 |
*為替やセールで変動する場合があります。
ざっくり特徴まとめ
- ターン制RPG:敵と交互に行動。オーブでペグを多く弾くほど高火力。
- レリック×オーブのコンボでビルドが爆発。運次第で無双も凡庸も。
- 1プレイ20〜40分の短時間設計。失敗→再挑戦ループが止まらない。
- 完全オフライン対応なので、移動中の暇つぶしにも最適。
やめられなくなる運ゲー
ペグリンは他のローグライクに比べても運の要素が強いと思います。
自分がどれだけ上手くなろうと、どれだけ考えても、どうにもならないことがあります。
もちろん、考えてビルドを組むことはできますが、ビルドが中途半端になりがち。
カードゲーム等とは違ってボールの動きも運のようなものですから、よくよく考えるとプレイヤーの実力はあまり介入できないゲームなのかなと思います。
デッキ構築やレリック選択、パチンコ物理、どれも運任せな一面が強い。
ビルドがなかなか進まないけど、”運が良ければ”揃うので頭を使う機会が少なく、使っても無駄に終わることも多いです。
が、
これは私が「このゲームのレビューを書こう」と思ってこのゲームのことを考えた結果に出てきたもので
プレイ中はそんなことは考えていませんでした。
基本的に私は運ゲーと呼ばれるものが結構好きなので、めちゃくちゃ楽しみました。
プレイし始めたその日は、翌日仕事なのに気づいたら4時でした。そういうタイプのゲームです。

面白さに感動した運要素
スレスパのように、毎回マップ上でどっちのルートに進むかの選択をすることになります。

先のことも考えて、どちらに進むかを考えるのも楽しいですよね。
ペグリンでもその楽しさは健在なのですが……
なんとペグリンでは、ルートの選択もピンボールで選ぶことになります。

しかもルート選択の盤面は戦闘中のものをほぼ引き継いでいて、
お金が手に入るペグ(盤面上の丸いやつ)に当たればお金がもらえるし、
炎のあるところに落ちてしまうとダメージを喰らうけど、戦闘中にブロックが付いていればブロックが減るだけでHPは減らなかったり、
ペグやキャラクターは戦闘中と同じような振る舞いをします。
これちょっと楽しくて感動しました。
レリックにはルート選択中に役立つものもあったりするので、ルート選択にもゲーム性をかなり持たせてくれています。
しかしですよ。
戦闘中の盤面を引き継ぐので、
絶対に思ったところに行けなさそう…という状態になることももちろんあるんです。

ペグが残りすぎていて、ストレートで宝箱の方に行けそうにありません。
こういったことがよく起こるし、もちろん「ここは絶対に右に行きたい!」というような大事な選択の時にも”運で”こういう盤面になってしまって、”運で”行き先が決まってしまいます。
人によってはイライラの要素になるかもですが、私はこのルート選択のシステムは面白いこと考えるなぁと思って感動しました。
カゲノ感動はしましたが、希望ルートを外しまくってショップのために貯めたお金が最後まで使えずに終わってしまった時は絶望しました。
ローグライク×パチンコは中毒性×中毒性
そもそもローグライク自体が中毒性を生むもので、
失敗したらもう一回!次はこんなプレイがしたいからもう一回!
と無限ループで続けられるものです。
そこに、『パチンコ』という超中毒性爆高ゲームが加わってくるわけですから、
リプレイをやめられるわけがありません。



やめ時が全く分かりません……
これまでの私はパチンカスと呼ばれる方々に対して、かなりオブラートに包んで言っても、文字通りのパチンカスだと思って生きてきました。(失礼)
ギャンブルはやりませんし、ギャンブルをやっている人をアホだなぁと思って見てましたし、その中でもパチンコに対してのイメージは一番と言っていいほど悪かったのです。
でも分かりました。あなたたちは悪くない。
悪いのはそのシステムだ!!!!!!!
パチンコやスロットになぜ人がハマってしまうかという行動科学的メカニズムがありまして、
その中に「変動比率強化」というものがあります。
これは『運次第で結果が読めない』という不確実性が、ドーパミン性を刺激するというもの。
ご褒美があるのかないのか分からない…という状態からもらえるご褒美は、ドーパミンがドバドバ出るんですよね。
ローグライクにもランダム性があるので、「変動比率強化」が効いているはずです。
このゲームは特にスキルや戦術によって上達を実感しにくいので、パチンコの感覚と似ているのではないかと思います。
それが好きな人や、ポップに楽しめる人なら良いですが、
このゲームをやるために時間を作ってプレイすると、時間の無駄だと思ってしまうかもしれません。



そう思いながらもやめられない人もいるかもしれません。
でも、「空き時間ができてしまったから何かゲームをしたい」という暇つぶし感覚なら、かなり良い仕事をしてくれるゲームです。
軽い気持ちでプレイした方が楽しめるかも。
精神科医が教えてくれる恐怖のスパイラル… ▼
Peglin(ペグリン)をおすすめ出来る人
ゲーム(ローグライク)を軽い気持ちでプレイしようと思っている人にはお勧め出来ます。
例えば、移動の時間を楽しく過ごしたい人・暇な時間を潰したい人・現実逃避の手段、など。
かなり楽しめますし、中毒性もあります。一瞬で時間が過ぎてしまいます。
すごく楽しいですし、運が良い時にはとっても気持ちの良い思いが出来ます。
私は例えばRPG系だと全てのセリフを読みたいとか全てのルートを見たいってなっちゃいますが、
ローグライク系のゲームはエンジョイ勢で、攻略情報読んで…とか最強デッキを…とかほとんどそういうことはしませんし
実績を全解除したいとは思っていません。
更に、一人でゲームをしていて「悔しい」という気持ちを持つことがほぼありません。
元々怒りがあまり湧かないタイプではあるので性格的なものもあるのかもしれませんが、台パンしたくなる気持ちとかがあまり分からないんですよね。
そういう私みたいな人間だとストレスもなくハマれると思います。
Peglin(ペグリン)をおすすめ出来ない人
ゲーム(ローグライク)を上手くやろうと頑張る人にはおすすめ出来ません。
制作者さんからしたら、このゲームを隅々まで味わおうと真剣に向き合っている人の方がありがたいと思うんですが、
そういう人がこのゲームをしたら、多分かなりストレスが溜まるのでは……
そういうタイプのプレイスタイルの人がゲームをして何が楽しいのかって、
自分で努力をしてそのゲームを上手くなっていくのが楽しいのだと思います。
しかしこのゲームでは運要素が強いので、プレイヤーがどれだけ強かろうと、ダメな時はダメです。努力は結果に直結しません。
計画通りにいかないことが多く、達成感を得にくいと思います。
この時に「今回はダメだったか〜次行こ〜」ではなくて「なんでこれでダメなの?」と思ってしまうタイプなら、やめておいた方がいいかもしれません。
「なんでダメだったんだ!次は必ず!」と思ってしまうタイプなら……
ストレスを感じながらもドーパミンが出る状態を良しとするのであれば、自ら飛び込んでみてもいいかもしれません。



ギャンブルにハマりすぎないように気をつけてね……
不満点:ステージ数が少ない
ペグリンはスレスパライクですが、それと比べるとステージクリアまでの難易度はかなり低いです。
何度か遊べば、特に何も考えずプレイしても最後まで行けるようになっています。
例えビルドが整わなくても、用語の意味すら分かっていなくてもステージクリアまで行けてしまうので、物足りなさはあります。
やっと気持ちよくなってきた…!!というところで終わってしまったり。
失敗しても成功しても物足りなさがあるので、気持ちよく終われずにすぐにまたリトライ…というループに入ってしまいます。
一度ステージクリアすると難易度を上げることができますが、
難易度を上げても新しい要素は登場してこないので、そこはちょっと飽きてきてしまうだろうなぁと思いました。
しかし、2025年にも大型アップデートがあったようなので、今後長く楽しめるようなアップデートがあるかもしれません。
最低限のPeglin(ペグリン)用語
ペグリンでは説明というものはほどんどありません。
まぁこういうゲームは訳のわからない状態からプレイをしていくうちにだんだんと分かってくるというのが魅力でもあるので、できればそのまま続けてもらったほうが良いと思うのですが
それにしても他のゲームと比べて分かりにくいところがあるなぁと思ったので、
それを理由に辞めてしまいそうな人のために、私が特に分かりづらかったところを書きました。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| オーブ | 攻撃手段となるボール。種類ごとに効果が異なる。武器兼パチンコ玉 |
| +0 / +X などの表記 | 左側=通常攻撃力, 右側=クリティカル攻撃力 |
| クリティカル | 盤面の “!” ペグを踏むと発動。攻撃力が Y 値へ。盤面のペグが赤く染まる。 |
| ペグ強化 | ペグを活性化させた時に得られる攻撃ダメージ量が増える |
| ペグ弱化 | ペグを活性化させた時に得られる攻撃ダメージ量が減る |
| 活性化 | ペグにオーブがヒットして、攻撃ダメージ量が加算されること(場合によってはペグの特殊効果が発揮されることも) |
最後に
Peglin は ドーパミン製造機。 それは長所であり、同時に注意点でもあります。
「運に身を委ねて笑える人」には最強の暇つぶしですが、
“努力が報われないとイラつく派”には鬼門かもしれません。
一緒に“運”と楽しく遊びましょう。
気になった方は、まずはSteamのデモかモバイル版の無料範囲で“脳汁”を体験してみてください。



嗚呼……今夜もPeglinを開いてしまうのだろうな……











