この記事ではOuter Wildsプレイ日記の最終回として、灰の双子星から宇宙の眼までの攻略ルートと、ゲームが伝える壮大なテーマについて考察します。
日記らしく、いつものようにドタバタもします。
とにかく長い長い記事になっています。
17466文字、読了時間81分というアホみたいな長さです。
時間がある時に飲み物でも用意して、ゆったりとお楽しみください。

必要な情報がある方は、目次の方から飛ばないとスクロールが大変ですよ……
前回は灰の双子星の中心まで行きました。


遂に今回は宇宙の眼……に行けるはず。
そしておそらくこのゲームは今回で終わります。


宇宙の眼へ行く方法|Outer Wildsエンディング攻略手順
前回、灰の双子星の中心核で生きているワープコアを発見しました。
灰の双子星プロジェクトを動かしているワープコアです。
そして、闇のイバラのNomaiの船もワープコアを使用するものですが、そこのワープコアは壊れています。
私は探査機追跡モジュールで宇宙の眼を座標を手に入れました。
Nomaiの船は、座標を入れればその場所にワープ出来るようになっています。
なので、船の方に生きているワープコアを入れて、座標を入力すれば宇宙の眼に行けるということになります。
Nomaiでも行けなかった宇宙の眼に、私が行くのか……と思うと感慨深いですが
つまりこれって22分の間に、
ということですよね?
これらのことを全て行わなければなりません。



そう簡単には眼に行かせてはもらえない……
- 灰の双子星の中心で『生きたワープコア』を入手(詳細はプレイ日記#43を参照)
- 闇のイバラのNomaiの船にセットし、『宇宙の眼』へワープできる
- ただし、22分以内にすべてを完了させる必要があるという(私にとっての)鬼難易度ミッション
Nomaiの船までなんとか到着
ワープコア片手になんとかNomaiの船まで来れました。
何度か死亡しましたが。


現場に戻ってワープコアを見比べてみるとやっぱり全然違いますね。
でも元々あった方の使えないワープコアは、Nomaiがこの星系に来る前、Annonaが設計したもの。
手元にあるのはこの星系に来た後、Poke達が作ったものです。
かなり世代が違うし、レベルアップもしているのかな。
参照過去記事:船のワープコアに触発された、先進的なワープコアを新しく作れるか? ( プレイ日記#21 )
でもこれをここに嵌めれば、いけるはずだ。


入りました!



持っている時はブラックホール部分しか見えていなかったけど、
ホワイトホールめっちゃ輝いてるな。
それと同時に重力が発生し、地に足がつきました。
無重力のまま座標を入力しなくちゃいけないのかと思ってたのでこれはありがたい。
歩いてスイッチを入力装置の方に切り替えます。


そして、


↑この座標を入力します。


1文字を入力してからボールを下に持って行って右端へ。
すると装置がグルンと回るので次の文字を入力します。
以前、まだワープコアを手に入れられていない時に無重力状態での座標入力に何度か挑戦したことがありましたが、
相当難しくて無謀な挑戦でした。
まぁ入力できたとしても何も起こらなかったんでしょうけど。
重力がある状態での入力はそれに比べると簡単です。
無事、次のループが始まる前に入力を終えることができました。
さぁ、何が 何が 起きるんだ !!
入力が終わると装置は地下に戻っていきました。
まだ何も起きない。
どうしたらいいか分からないし、時間もきっと迫られている。
ここまで来るのに相当な時間を使っているはず。
焦りながら次はワープコアのスイッチを切り替えてみました。


何も起きねーーーーーー!!!!!!!
また灰の双子星からやり直しになるのは絶対に嫌だ……
ワープコアのスイッチを元の位置に戻してから、
座標入力装置のスイッチを切り替えてみることにしました。


このスイッチは最初に入力装置をあげる時に切り替えたのかな?と思って無視していたんですけど、
座標入力後に出てきていたスイッチだったようです……
自分で一度動かしたものだと思っていたので、もっかい動かしてみるか〜〜と軽い気持ちでスイッチを入れると


スイッチの辺りからブラックホールのような黒が現れて空間が歪み、黒が広がって辺りは真っ黒になり次に真っ白に。
そしてロードが入りました。
これは……
ロードが明けたら宇宙の眼に到着しているのか……??
宇宙の眼の船内
真っ白のロード画面から丸い白が収縮し、そして無くなりました。


この現象は宇宙の眼に原因があるわけではなく、
船のワープはこのようにして行われるものなのでしょうね。
ブラックホールからホワイトホールに抜ける時と似ています。
で、ここは一体どこだ??
なんとなく、ここでは時間が停まっている気がします。音楽もない。
船の外に何か見えたので、正面の窓から外を見てみました。


なんだこれは……
あれが宇宙の眼?
でも宇宙の眼の座標を入れてここに来たので、
窓の外のアレというよりは今船が停まっているここが宇宙の眼のはず。
あれはなんだろう。
あの丸い球体と、チカチカ光っている雲のようなものも気になりますが
その上のオレンジの光も気になります。
オレンジは瞬きもなく、停止してただ光っています。
Nomaiの探査機の光?
それとも…我々の星系の太陽とか?
しばらく色々な角度から外を見ていると、


え、あれ超新星爆発じゃね……?
確か燃え盛る双子星でChertが超新星爆発の多さに気づいていた時に、私も一緒に観測をしていて……あの時に見た爆発と同じものです。
ということはやっぱりあれは私たちの太陽、或いは別の星系の大質量星かどちらか。
でも私が船に座標を入れていた時点で時間はかなりギリギリだったはずなので、あれが太陽の可能性はかなり高そう。
更に、


量子の月らしきものも見つけました。
ということはやっぱりあれが宇宙の眼か。



量子の月、ちょっと遠くて見えにくい……すぐに眼を逸らしてしまってこの場面しか撮影できませんでした……
とりあえず、船の外に出てみます。
……と思ったんですが、


いつの間にか扉が閉まっていて出られない!!
どうにも出来ないので、唯一使っていないスイッチを切り替えてみます。


すると……


空間の歪みが発生しました。
真ん中が黒なので、ここに入ればどこかにワープできるのだと思います。
これも宇宙の眼が原因のものではなく、
おそらくこの船の仕組みでしょう。
何のために作ったものなのかはよく分かりませんが、
きっとここに入れば物語は終わりに進むはず。



私は遂に宇宙の眼に……?
なんとなく怖い。ぞわぞわする。
宇宙の眼


ワープ先はここ。
これは量子の月が宇宙の眼の月になった時の光景とそっくりです。
量子の月は真似をするので、おそらくここが宇宙の眼なのかな?
浮かんでいる星は量子の月??
後ろを振り返ると


船が浮かんでいます。
船は宇宙の眼には上陸できないのでしょうか。
それとも元々船はそういう仕組みなのかな。
更に、振り返っても量子の月のような星が見えます。
確かに量子の月は眼を逸らすと消えてしまいますが、その場合は別の惑星の月になっているはず。
一体どういうこと?


辺りの岩は明滅しています。
歩いてみましたがそれ以外は特に何も無いようなので、南に移動してみます。
始まりが北極だったことも量子の月と同じ。
そして量子の月にとっても、南極は特別な場所。
第6以外の場所にいる量子の月の南極には、SOLANUMの亡骸が。
第6の場所にいる量子の月の南極には、生きているSOLANUMがいました。
もしかしたらここもそうなのかもしれません。何かあるのかも。
というか、この時の私はそう確信を持って南極に向かいました。


南極に向かっていくと明滅する光が強くなっていき、雲の塊のようなものが見えてきました。
やっぱり明らかに南極に何かある。
更に進んでいくと、強い風の音のような、化け物の鳴き声のような、そんな音が聞こえてきて
めちゃくちゃ不穏です。普通に怖い。鳥肌止まらん。
次第に真っ暗になってきて、雷の明滅でしか光が見えなくなります。


暗くなって、次に明るくなる時には毎回目の前の景色が変わります。量子の法則と同じ動き。
なぜか木が見えたり、そして雷もはっきり見えます。
近くを通ると酸素タンクが補充されたので、幻想ではなく本当に木があるようです。
雷は必ず、木のあるところに落ちています。
高いところに落ちる一般的な雷と同じですね。
景色がコロコロ変わるので、真っ直ぐ進めているのかどうか、左の地図がないと分からないくらいです。
どうにか南極に向かうと……


雲が吸い込まれているような場所を発見。
これも量子の月で似たような光景を見ています。
南極には大きな穴が空いています。


クレーターでしょうか。穴に降りてみましたが特に何もないです。
そしてそこからまた上に上がってこようとした時にあることに気づきます。


どこまで行っても足が地面に付き続けている。
上下が逆転し、そして


上空にあった雲の吸い込み口のようなものが、足元に。
ここは時間も空間もおかしいし、上下も左右もおかしいのかもしれない。
ここの地形からして、この暗闇に落ちろということでしょう。
怖さよりも興味が勝ち、私はすぐに飛び込みました。


どんどん落下していきます。
もしかしたら今までの場所は宇宙の眼の外側で、この先が本当の宇宙の眼なのかも。
というか眼の中?
この様子からして、ブラックホールのような質量を持っている場所に私は吸い込まれていっているのかもしれません。
だとしたら私はここから出ることは出来ないし、
もう死んでいる可能性すらある。
この竜巻のような景色の後に、


このような場所に出てきました。
相変わらず私は落ちているようですが、ここの景気は止まって見えます。
これは一体何だ。
宇宙の眼の博物館
どこなのかこれは何なのか分からないですが、私はこの場所に足をつけます。
足を地面につけると


急に景色が変わりました。
これ木の炉辺の博物館じゃん……
一体どういうこと……
無音だしめちゃくちゃ怖い。
写真の文章を読んでみましたがやはり木の炉辺と同じものが置いているようです。
そしてNomai像の近くに寄り、その下の文章を読んでみると


Nomai自身が目にすることは叶わなかったが、彼らの努力と技術のおかげで、一人のHearthianが宇宙の眼に到達することができた。
なんだこの恐怖と感動という真逆とも思える感情は。
やっぱり今までの場所は宇宙の眼の外側だったのかも。
ここが本当の宇宙の眼。中心。私は今やっとたどり着いたようです。
多分ですけど、これは幻なんじゃないかなと思います。
宇宙の眼でしか見られない幻。
私が望んで見ているとも言えるし、宇宙の眼に見せられているとも言える。
そんな気がします。
博物館の2階に上がると、部屋の中央に何かがありました。


なんやこれは。
私がいるこの銀河かな?それとも宇宙?
本当の博物館では、ここには立体宇宙マップのようなものがあった気がするんだけど、
ここにそれはない。
私は外側から自分がいた場所を眺めている状態なのかな。
これに近づくと、『観察する』という表示が出てくるので
観察をしてみます。
- ワープした先は宇宙の眼
- そこから木の炉辺の博物館に似た不思議な場所へ
- 時間や空間が歪んでいて、主人公の記憶が入り混じったような不思議な場所
- 不安と好奇心を抱えつつ、主人公は更なる「未知の空間」へ
銀河を離れる
すると、この場所から視点がどんどん離れていってます。


この建物の中から私自身(視点)は出てきたんですけど、この外観は本物の博物館と一緒だと思われます。



本物の博物館をこの視点で見たことがないから分からないけど。
宇宙の眼に建ってる博物館から視点はギュイーンと遠ざかって、
宇宙の眼の全貌を撮影することにも成功。





見た目は自然にできたものというより人工的なものに見える…
そして更に視点は離れていき、宇宙の眼の大きさはめちゃくちゃ小さくなってしまいました。


微かな宇宙の眼の光と、他の星の光と、超新星爆発の光。
どんどん視点が遠ざかる中でも超新星爆発は何度も起きているのが分かります。
それから遂に


銀河の外側まで出てきてしまいました。
それからすぐに私が出てきた銀河は


たくさんの青い光がふわっと出てきて、それから銀河は消えてしまいました。
銀河が消滅した…?
と思ったら、銀河(というか銀河のガス?)が消えた場所には星々が。


背後や横には見えず、銀河があった場所付近にのみ星が見えます。
これは一体どういうことなのか??
ここで一旦、
今起きた現象について考えます。
私は何も知らなさすぎるので、お勉強タイムです。
【考察】銀河が消滅するってどういうこと?銀河消滅の仕組みと現実の天文学
このゲーム内での現象が一体何なのかは説明がなされないので、最初に答えを言ってしまうと「何なのかは分かりません」。
現実でも起こりうる現象なのかそれともゲーム内での夢のようなお話なのか、そもそもこれ自体が主人公が見ている幻想で、めちゃくちゃな夢のようなものなのかもしれません。
ですが、現実的な『銀河の消滅』について知っていれば何か分かることがあるかもしれません。
銀河の消滅とは、新たな星形成が起こらず、静的な天体の集合体に変化することを指します。
先ほどのゲーム内でのことは、静的な天体は残って銀河としては消滅しているということだと思います。(ガスが消えて星は残っていたため)
あれは銀河の消滅だと仮定して、それについて調べてみました。
ゲーム内銀河の特徴について
まず、主人公がいた銀河は『渦巻銀河』と呼ばれるものです。
見た目そのままです。
その渦巻銀河の中でも『バルジ(丸い構造)』と呼ばれるものだと思われます。
バルジというのは銀河の中央が球状や楕円状に膨らんでいる形の銀河です。
中央の光っている部分は丸く見えますよね。
ゲーム外の我々がいる『天の川銀河』も渦巻銀河ですが、
この銀河と天の川銀河には違いがあります。
天の川銀河はバルジでありながら、『棒状構造』でもあります。
中央部が棒のように伸びているんですね。



ちなみに天の川銀河のお隣のアンドロメダ銀河は棒状構造を持たないものですが、棒状を持つ渦巻銀河は多いです。
バー(棒状構造)とバルジの違い
OuterWilds銀河にはどんな特徴があるのか、
分かりやすいように天の川銀河の棒状構造と比較してみます。
型 | バルジ型 | 棒状型 |
---|---|---|
形状 | 球形または楕円形 | 棒状に伸びている |
星の分布 | 古い星が多い | 棒の両端に星が集まりやすい |
ブラックホール | 大質量ブラックホールが多い | 中心へのガス供給が活発 |
もちろん他にも差はありますが、関係がありそうなところに絞っています。
バルジ型は棒状に比べて安定している銀河で、星の形成も多くはなく古い星が多くて
中央には超大質量のブラックホールが存在していることが多いそうです。



銀河の中央には質量大きめのブラックホールがありますが、小さな銀河だとブラックホールが確認できていないこともあるみたい。
天の川銀河は棒状構造を持っていることをご説明しましたが、棒状構造の銀河はまだ活発に動いています。
天の川銀河は今は棒状構造を持っていますが、
今の活発さが失われてバルジ型のような見た目になることも十分ありえます。
なので、ゲーム内の銀河中央が丸いからといって、
この銀河が天の川銀河をモデルにしていないとは言えません。



バジル型の方が死に近いという意味ではありませんが、棒状から丸く変化するというのは、星の形成に必要なガズが少なくなってきているとは言えると思います。
銀河消滅の理由
銀河が消滅する理由はいくつかあります。
例として、ゲーム外の我々がいる天の川銀河の消滅についてお話しします。
天の川銀河は消滅に近づいている
天の川銀河は最近まで若い銀河だと思われていたようですが、思っていたよりも年老いていて死に向かっていることが分かってきています。
詳しくは別記事に書いたので、こちらを参照してください↓


なぜ天の川銀河が消滅に近づいているのか一言でまとめると、
『銀河の質量が大きくなり過ぎている』からです。
天の川銀河は質量の上限に着々と近づいていっているのです。
次は「銀河の消滅がなぜ起こるのか?」を説明します。
説明していること以外にも消滅の原因はあるのでしょうが、OuterWildsに関係がありそうな部分をまとめています。
ガスの枯渇
ガスが銀河の円盤(中央部)からなくなると、星の形成ができなくなるので銀河は消滅してしまいます。
主な原因としては、
- 星形成によってすべて使い果たされる。
- 外部からガスの供給がなくなる。
等です。
新しい恒星が生まれなくなると銀河は徐々に老化していき、動きのない静的な天体の集合体となります。
超大質量ブラックホールの活動
銀河の中央には大質量のブラックホールが存在しますが、この質量が大きくなりすぎると銀河は死に向かっていきます。
超大質量で活動が活発になったブラックホールを持つ銀河では、ガスが急速に集まり、温度が非常に高くなるため、
非常に明るい青い恒星が形成されやすくなります。
この青い恒星は寿命が非常に短いため(数百万年から数千万年程度)、早い段階で超新星爆発を起こし、大量のガスやエネルギーが銀河の外部へ吹き飛ばされます。
この青い恒星がたくさん出来て、そして次々と超新星爆発を起こせば、
銀河のガス供給を失わせ、結果的に星形成が止まることになります。
この記事の執筆中にこんな記事が出てました。↓


ブラックホールの活動が銀河を消滅に向かわせていることが今までも理論上で語られていましたが、
実際に望遠鏡により観測できたそうです。
OuterWildsの世界に重ねてみる
燃え盛る双子星でCHERTさんは超新星爆発をたくさん目撃しています。
★ 参照過去記事:
CHERTさんのお話:超新星爆発 (#14)
CHERTとの会話が更新:太陽の爆発 (#14)
この現象は銀河消滅の原因となる『超大質量ブラックホールの活動』かもしれません。
しかし1日の間に超新星爆発が何度も起きるなんてことは、理論上はあり得ますが、可能性として非常に稀なことではあるようです。



SFなので、理論上あり得たらゲームのストーリー設定に組み込んでいる可能性は十分あるにはあるよね。そもそもほとんどのことが理論上のことなので。
更に、現代の(Hearthian時代の)Nomai達の通信を見ると、「宇宙が死にかけている」と言っています。
★ 参照過去記事:
船内の通信記録Nomai文書(#36)
私たちがいた銀河だけではなく、宇宙全体が死にかけているようです。
「黒き岩の太陽はそれなりに安定しており、星系の生命体も比較的繁栄している。黄昏の銀河へたどり着くことができれば…そこで多少は安全な暮らしができるだろう。」
と言っているNomaiがいることから、その時点でまだ安全な銀河は少ないようです。
「輝く火花星系にある三つの太陽が爆発した」と言っているNomaiもいました。
輝く火花星系は私がいたのと同じ銀河内にあるのかどうかは分かりません。
他の銀河でも同じような銀河の終わり方を迎えようとしているのか、それとも別の原因で終わっているのか。
このゲームとしては、『超新星爆発が次々と起こること』を銀河の終わり(そして宇宙の終わり)を象徴する出来事として描いていたのかもしれません。
実際にそういうことが起きれば、この現実の私が今いる天の川銀河も、消滅してしまいますからね。
では話をプレイ日記に戻します。
銀河の森林
銀河として消滅してしまった孤立した星々の方に近づいていってみると……


星の光だったはずなのに、その周囲に木々がある……?
なぜか着陸できるようなのでしてみましたところ……


たくさんの木とこの光は、どうやらたくさんの銀河のようです。
どこに行けばいいのか分からず彷徨っていたところ、浮かんでいた銀河は次々と消滅していきます。





消滅の仕方は全て同じように見える。
最終的には全ての銀河が消えてしまい、周辺は真っ暗に。
【考察】消えた銀河と宇宙
一連の表現を普通に受け止めると、
私たちの銀河は消滅し(最初に見た大きな銀河の消滅)、そして他の銀河も消滅して(木々の間にあったたくさんの銀河の消滅)、宇宙の終わりを迎える……
という表現なのかなと思うのですが、
だとしたら最初の銀河の中に、他の銀河が入っているような表現をするかな〜と思ったりもしました。
例えばこのOuterWildsの世界では、宇宙は複数の銀河の集合体で、その宇宙というものも複数あり宇宙の外側からみると銀河と同じような見た目をしている。
そして宇宙の眼というのは、銀河内で言うところの中央のブラックホールのようなもので、1つの宇宙に1つ存在するもの。特異点。
最初に見た銀河の消滅は、実は宇宙の消滅だった。
ということを考えたりもしたのですが、
それなら博物館から視点が離れていく時に、複数の銀河が見えてもいいのかなと思ったので(実際には銀河は見えなかったし超新星爆発をたくさん見た)
まぁ最初に言った通り、普通に受け止めた方がいいのかなと考え直しました。
近くに未確認信号
暗闇になったあと、未確認信号が。


『不明:123m』
いや怖すぎるんだけど!!!!!!
しかも反応している周波数は『OUTER WILDS VENTURES』。
パイロット仲間に反応するやつだよこれ。
ホラー展開じゃん。
音楽は聞こえず主人公の息遣いだけが聞こえてそれがめっちゃ怖い。
そろーっと近づいてみたところ……


だれ!?!?!?!
いやこれは自分!!!!自分がいる!!!!
私が動くと同じ動きをしている!!!!こえー!!!!!
更に近づいてみると視界が暗転し、


木!!!!
まじで何。
何が起きているのか全然ワカラン!!!!
もうこれは完全に主人公の記憶の断片や意識や頭の中が反映されている世界になっていますね。
博物館からそうなってはいたけど、おそらく実際の出来事(宇宙の消滅過程)もそこに混じっていたので、
この辺りの描写も何かを表現しているのかもしれない……
キャンプファイヤーのメンバー集め
- 銀河が次々消滅する謎の空間へ到達。Outer Wildsが示す「銀河消滅」の描写と宇宙の終わりの意味について考察。(考察部分に戻る)
- 主人公自身と遭遇する奇妙な現象も起き、不思議なキャンプファイヤーの空間へ(自分との遭遇場面に戻る)
現れた木は目線を外すと姿を変えていたようで(歩き回っていたので変わった瞬間は見てない)
キャンプファイヤーになってました。
自分自身がいたはずなのに、木になっていて、そしてそれがキャンプファイヤーになってました。私が何を言っているか分かりますか?私は分かりません。


とにかく思考を停止することにしました。
今から私はキャンプファイヤーをやります。


マシュマロも焼いちゃうゾ☆
それにしてもまぁ私もよくやったんじゃないか?
Nomaiが到達できなかった宇宙の眼に来れたわけだしさ。
結構仕事したんじゃないかな。
まぁ宇宙の終わりを止めるなんてこたぁ出来ない凡人ではあるけどさ、凡人だからこそ、こうやってキャンプファイヤーでマシュマロを焼いて食べる幸せが分かるわけよ。
それはそれでいい人生じゃない。
なんてことを考えながらマシュマロを食う主人公。(妄想です)
ほぼ焦げたマシュマロしか食べられませんでしたが、良い人生だったと思います。
周りを見渡すと、キャンプファイヤーを取り囲むように木が生えています。
特に何も見つけられませんでしたが、キャンプファイヤーの方に視線を戻すと


さっきまでは無かった椅子が。しかも勝手に揺れてるし。
何が起きてもおかしくない空間なので、もうあまり驚きません。
もう一度視線を逸らしてからまたキャンプファイヤーを見てみます。


Esker!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!(驚)
嬉しい。
一人で怖かったよEskerーーーー!!!!
Eskerに話しかけてみると
「音楽が聞こえる?」
とだけ返ってきました。
めちゃくちゃ喜んでたのに返事冷たい。無口。
もう一回視線を外したらまた何か変わるかもと思ってやってみましたが次は何も変わりません。
でもEskerが言った通り、音楽は聞こえていました。


そう、シグナルスコープならね。
バンジョーの音:Riebeck
これはバンジョーの音なので、この先にRiebeckがいるのかな。
信号を追っていくと


脆い空洞にあったような建物を発見。
しかしこの建物に入る入り口はなく、窓から覗くと中にバンジョーが置いてあるのが見えるだけ。
Riebeckはおらず、バンジョーが勝手に演奏されて信号が発せられているようです。
どうしていいのか分からないので一旦キャンプファイヤーに戻ってEskerに相談しにいきましたが
「音楽が聞こえる?」の一点張り。ヒントくれ。
仕方なくまた建物の方に戻ってみると、なぜか建物は崩壊し


バンジョーのところまで行けるようになっていました。
近づくと、『集める』コマンドを選択できるので
これで楽器を集めていくようです。
集めると、音楽も建物も消えてしまいました。
キャンプファイヤーに戻ってみると


Riebeck氏いるーーーー!!!!!
相変わらず丸くてデカくて可愛い!!!(失礼)
話しかけてみると、
「まだ、その、時間じゃない。
この次のパートには他の連中が必要だ。間違いなく。必要になる…全員が。
慌てなくていい!ゆっくりで。(ここに存在するものなら…)」
Eskerよりたくさん喋ってくれた。
試しにEskerにもう一度話しかけてみると
「誰か忘れちゃいないか?」
と会話が更新されてました。
よく分からないけど、とにかくこうやって他のパイロットたちを集めていくわけですね。



全員集合できるのかな。楽しみだ。
ハーモニカの音:Feldspar



いい感じの順番で行きたかったんですがトリであるべきFeldsparが2番目になっちゃった。
ハーモニカの音を追っていくと、現れたのはコイツでした。


現れた瞬間にヒィッってなっちゃうくらいトラウマだよ……
どうしていいのか分からないままとにかく大人しくそこに立ったままでいると暗転して、
次に見えてきたのはクラゲ。


クラゲの中央にハーモニカがありました。
まるで巨人の大海のコアを表しているみたいですね。



こうやって思い出を辿りながら楽器を集めていくだね。
この辺りからどんどん気持ちがセンチメンタルになっていく。
すぐにキャンプファイヤーに戻ってみると、Feldsparも集まってきてました。


Feldspar 「ひよっ子か!私を見つけてくれたんだな!
キャンプファイヤーを囲む仲間がいるっていうのはいいもんだな。
さあ、他の連中を呼んでおいで。皆でこの楽しみを味わえるように。」
ええ、ええ!呼んできますよ!
みんなでキャンプファイヤーやろう。みんなでマシュマロ食おう!
ピアノの音?:Nomai
聞き覚えのない音楽の信号が発せられていたので行ってみると


Nomai!!!!!!!!!!!
ってことはNomaiもキャンプファイヤー来る!?!?
嬉しすぎる!!!!
そんなキャンプなら一生したい!!それをホームレスと呼ばれてもいい!!!!
それはそうとこのNomaiの骨たちは何をやっているのでしょう。
何かの儀式か?
近づいて見てみると


みんなが上空の同じところを指差しているようです。
指さすその先を見てみると、


一点の強い光があります。
これが一体何だというのか。
視線を地上に戻してみると、


一人が中央の岩に上がり、光に向けて両手を伸ばしています。
もう一度光に視線をやりますが何も変わっていないので再び地上の方へ。


え、Nomaiが二連になっている!!!
なんだか可愛いしおもろい。
更にこれは続いて、


これは四連Nomaiですが、最終的には五連にまで伸びます。
途中までは何やってんだろうおもろいな、と思っていたのですが
だんだんとこれが何を表しているのか分かってきて泣きそうになってきます。
Nomaiにとってのあの光は、主には宇宙の眼なのではないでしょうか。
「あれは何だろう」「あれのことを知りたい」とNomai達は思い、そのために何世代にも渡って考え、実際に行動に起こし、何度も挫折しながらも光に手を伸ばし続けました。
前の世代の知識を積み重ねながら、少しでも近づきたくて手を伸ばしているけど光には全然届きません。
それでも確実に近づいています。
きっとそういうことを表現しているのだなと感じた時、
Nomaiに対する熱い思いが込み上げてきました。
これは主人公の記憶や思いが反映された景色なので、プレイヤーの私と主人公はNomaiに対してやはり同じような気持ちを持っていることが分かります。



この表現エモすぎる。
その場の全員のNomaiが積み重なった時に視界が暗転して、次に現れたのは


Nomaiのシャトルです。
これ入れるみたいなので入ってみます。
見覚えのあるシャトル内には操作盤があったので、出発させてみると


光に向かってシャトルが進んでいきます。
知識と経験を積み上げ手を伸ばしていたNomaiは、光に近づくためのシャトルを作り上げたってことかな。


遂に光に到達した!
光にそのまま飛び込んでいくと


宇宙空間に漂うNomaiの仮面を発見!
これを集めます。



わくわくするぞ〜〜〜
さぁ、キャンプファイヤーに戻るぞ!!!


いるーーーーーー!!!!!!!
Nomaiが!!!生きてるNomaiがHearthian達と一緒にいるーーーーーー!!!!!


ズッ友のSOLANUMだーーーーー!!!!
久しぶり!!!!元気!?!?
SOLANUM
「仮説:始める前に全員ここにいなければならない。
全員到着した時点で次の段階への準備が整うんだと思う。
私のことを覚えていてくれて嬉しいわ。」
当たり前じゃん!!!!!!
覚えてるに決まってんじゃん!!!!
一緒にキャンプファイヤーできるなんて嬉しいよーーーー!!!!



みんなSOLANUMについて何か言ってくれないかなーと思ったけど会話更新してなかった。残念。
ドラムの音:Chert
Chertさんは何が出てくるだろう?と思ったら


なんだこれは?
望遠鏡と大量の太陽??
太陽らしき赤い光のところに何か飛んでいるように見えたのでズームにしてみると


ドラムが飛んでいるwwww
これを集めてキャンプファイヤーに戻ります。


Chert
「星ってきれいだよなぁ。たとえその星のせいで死ぬことになっても、きれいだってことに変わりはない。
思い出をたどりながらここで待ってるよ。お前が皆を集めてくるまで。」
せやな……
綺麗なものになら殺されても仕方ないというわけではないけど、
自分の死にそれが関係していてもそれでも美しいものは美しいよね。
銀河が次々と消えて宇宙の終わりに向かっている時でさえ綺麗だったし、
何より初めて灰の双子星で見た超新星爆発の絶景は忘れられないもんな……
★ 参照過去記事:初めて見た超新星爆発(#8)
フルートの音:Gabbro
さぁGabbroパイセンです。これで最後かな。
Gabbroパイセンのフルートを見つけるにはおそらく、


パイセンの力作の詩を追って行けばいいんだと思うんですけど
私の場合は近かったので詩を追わずにそのまま行ってしまいました。



Gabbroパイセンすまん。
めちゃくちゃ上の方にハンモックが吊ってあります。


その上にフルートを発見。
なんだかこのゲームのGabbroパイセンに対する特別扱いが凄い。
パイセンだけNomai像と同期するし、ここでもなぜか一人だけめちゃくちゃ見つけづらいし。



制作者の中にGabbro推しがいるな??
ではキャンプファイヤーに戻ります。


みんないるーー!!!
最後にGabbroに話しかけてみると


Gabbro「どうかな?音楽を始めていいか?」
と言われました。
何かが始まりそうなので一旦「まだだ。」と答えたりもしましたが、何も起きないので「そうだ。」と答えます。
みんなで音楽を奏でよう
全員を集めたら一人一人に音楽を始めていいかと聞かれるので、
全員に答えていきます。
一人ずつ楽器を演奏して、その楽器の音が重なっていきます。
すごく素敵。
ちなみにSOLANUMは
Solanum「意識的観測者が眼に入った。これから何が起こるんだろう。この曲は初めてだけど、参加できて光栄だわ。」
と言ってくれました。
SOLANUMも仲間として一緒にいられるなんて幸せすぎる。



SOLANUMは手元の端末でピアノの音楽を奏でるみたい。
全員が楽器を奏で始めると、中央のキャンプファイヤーの上に何やら出来上がってきました。


演奏を続けると、これがどんどん大きくなっていきます。


なんだこれ。
演奏を終えると、明滅を始めて球体に何やら色々な影がみえます。


この影が何なのか全くわからない。
この時間が続くのでみんなに話しかけてみると
Chert「たとえ今ここで終わるとしても、いろいろ学べてよかった。
でも、ルールが変わろうとしてる気はする。」
Riebeck「すべての終わりまでに、多くのことを学んだ。
過去は過去だ。でも、それは…ほら、それでいいんだ!完全に消え去ることはないんだ。未来は常に過去の上に築かれる。たとえそれをこの目で見ることはできなくても。
それでも、何か新しいことを始めるときだな、今は。」
Gabbro「なあ、こういうのは本当に楽しいな。
それにちょっといかしたものを作る手伝いができるんだ。不満なんてないさ。
正確には私がやるわけじゃないが、似たようなもんだ。
お前が喜びそうなことだ。立ち止まって道沿いのマツの匂いを感じるとか。」
Feldspar「ちょっと時間に余裕がないんじゃないか?
まあ、終わりよければすべてよし、ってことなんだろうな。
ああ、次のときには奴らがいるといいな。」
Esker「あぁ…キャンプファイヤーを囲んで、皆で最後に演奏してからどのくらい経つんだろう?
ここに全員揃うなんて本当に嬉しいよ。」
Solanum「私たちは旅の終わりに着いたんだと思う。
あとは私たちの前にある無数の可能性を崩壊させるだけ。
次に来ることに備えはできてる?
(→ああ。)あなたの好奇心には感心するわ。一緒に解明しましょう。
(→まだだ。)あらゆる可能性がまだ存在しているうちに、この瞬間にしばらくとどまるのは魅力的よね。
でも、観測者が可能性を潰さない限り、可能性はそれ以上のものにはならないわ。」
みんなが重要で、そしてエモい発言をしてくれました。
総合すると、
ここにいる彼彼女らは今何が起きているかこれから何が始まるかを把握しており、
でもこれから起きることをここにいる皆は見ることはできない。
今現在はあらゆる可能性が存在しており(例えるなら量子のかけらがどこにあるかまだ分からない、観測されていない状態)
観測者が観測することで、無数の可能性は1つに収束するということなのでしょう。
そしてその観測者は私、ということかな。
ここからやれることはもう1つしかなかったので、
この球体に飛び込んでみました。
世界の終わりと始まり
球体に飛び込むとシュバっとこの場が広がるように見えて、みんなが離れて見えなくなる。


そして次に見えたのは先ほどの球体。
それが


大爆発した!


感動的で壮大な音楽が流れ、エンドロールに入ります。
この世界は終わってしまった……
終わってしまったけど、感動的で壮大な音楽からも分かるように
これはバッドエンドではないのでしょう。
私が見てきた世界は終わってしまったけど、
そうすべきであり、そうするしかなかったのでしょう。
茫然とした状態でエンドロールを見終わった後、
『143億年後』という文字が表示されました。
そして


新しい世界が……!!
左下には焚き火をする知的生命体っぽい人たちもいます!!
拡大してみると、マシュマロを焼いているようです。
でもこれはHearthianやNomaiとは全く違って見えます。
頭に触覚のようなものが立っているし、尻尾?のようなものもある。
でも前の世界と同じように、焚き火をしてマシュマロを焼き、みんなでその時間を楽しんでいるように見えます。
ゲームはここで終わり。
終わりなんだけど……
考えずにはいられない!!!!!!
- 仲間と音楽を奏で、新たな可能性が収束され、世界が終わりを迎える(音楽を奏でるシーンに戻る)
- しかしその終わりは新しい始まりでもあり、143億年後には新しい生命がマシュマロを焼く姿が。
最後に
素晴らしい体験ができるゲームでした。
プレイ日記はここで終了ですが
まだまだ書き足りないことがありますので、終了後の感想と考察は別の記事で書くことにします。



アホほど長い記事でしたが最後まで読んでいただいて、一旦ありがとうございました!
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