パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語【ネタバレあり】感想と考察:クリア後に語りたいこと

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『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』をクリアしました!!

前作もかなり良かったので、もう発売前からずっと楽しみにしていて、実際にプレイし始めたらあっという間に終わってしまいました。それくらい引き込まれました。

というわけで、FILE38の感想を語らせてください。がっつりネタバレがあります。

プレイしていない方や、まだクリアしていない方はここで引き返してください!

ここから先はめちゃくちゃネタバレありです。
この記事はプレイ済みの方が読むことを前提としています。

目次

FILE38の真エンドへの道筋、難しすぎた話

前作もちょっと難しかったけど、今回はさらにハードルが上がっていたと思います。

具体的に何が難しかったかというと、「人魚の記憶がセーブされている」というところ。

案内人が「あなたの記憶の中に人魚の記憶もありますよ」とヒントをくれるんですが、これが逆に勘違いをさせてしまうんですよね。

このゲームにおいての「記憶」というのは、セーブだけじゃなくてストーリーチャートも資料なども「記憶」と呼べる。前作がストーリーチャートを遡って過去を変えるという道筋だったこともあって、もう2周したと言っていいくらいにチャートを遡って読みまくりました。

ちゃんと理解しながらゲームを進めていると、自分が誰なのか、そして真エンドに向かうために登場人物たちが何を得るべきなのか、はだいたい察しがつくんですよ。なので案内人のヒントは私にとってはヒントにはなりませんでした。

自力では見つけたんですが……
残念ながら「今回も設定画面とかになんかあるんじゃない?」と総当たりで確認して見つけてしまいました。
前作をプレイしていたから、パラノマサイトはメタ要素が強いことを知っていたので。

でも、この見つけ方はスッキリ!!!ってならない。
ちょっと自分の中で消化不良になってしまいました。

前作をプレイしていなかったら気づけない人も多いんじゃないかと思うし、真エンドに行くためにネタバレ攻略を見るのは今回は仕方ないと思う。全然アリだと思いました。

人魚のメッセージが読める仕掛けは良かった

一方で、バックログで人魚のメッセージが読めるのはとても良かった!!

いい感じのアハ体験ができて、「あ〜そういうことだったのか!!」という気持ちよさがありました。
タイトル画面の人魚はなかなか難易度高かったと思いますが、この仕掛けはタイトルロゴや背景も含めてうまいな〜と思いました。

カゲノ

前作・今作とこれだけの仕掛けを作って、次どうするんだろう。大変やろな……

ネタバラシの場面
確かに!!!!となった場面。

白浪里と水口勇佐の関係がわかっていく過程が楽しかった

この二人の関係が明かされていくところが本当に楽しかったんですよね。

監的硝跡で仲良し4人が集まったときに、里ちゃんが勇佐になんか冷たくて。
それに対しての勇佐の感想が「後で色々言われそうだからやめとこ……」みたいな感じで、こいつら夫婦か?という雰囲気があった。

最初に屋上で会ったときに何かあったな?と気づいたんですが、その時の「この二人なんか変だぞ?さては隠れて付き合ってるな?」という感覚、まるで職場のカップルを自分だけが見つけた時のような高揚感がありました笑。

勇佐と里
そっくりで可愛い二人

平知重とお里のエピソードが気になりすぎた

読んだときからずっと引っかかっていたのが、平知重とお里のエピソードです。

まず全体で見ても知重はクズっぽい。
自分が平家を復興させると意気込んでいるけど、合戦からは逃げたりしてるし。
うねうねしてる人魚の肉を自分が食べるのは躊躇ったのに、お里にまず食べさせているのも、お里を使って実験させているように感じました。

先にお里が撃たれて海に落ちているのに彼だけ残って必死に戦っているのも不自然。
後世に残る愛の素敵エピソードなら、普通はお里を庇って先に死ぬのがお約束のはず。

それなのにあの資料だけを見るとお里は知重のことを愛しているように見えます。
このエピソード自体が不自然に感じたし、お里=現代の里ちゃんと考えると更にモヤった。

里ちゃんはこんな男を慕って愛していたのか?と。

そんなモヤモヤの中で実際の里ちゃんの心中を知れる場面、

里の知重に対する想い

「申し訳ないけど……当時から知重様への想いなんて……欠片もなかった」

か、欠片も……!!!!
顔めっちゃ冷めてる!!!笑

里ちゃんが知重のことをマジでなんとも思っていなくてどうでもよかったことを知れた瞬間、「そういうことだったのか」とスッキリしました。

知重はあの様子からして当時から里ちゃんに当たり散らして高圧的に接していたと思う。
時代的にはそれが当たり前だったかもしれない。
普通はその言動に絶望しても恨んでもおかしくはないけど、さすがの里ちゃんです。

恨みも憎しみも怒りも特になくて、マジでどうでもいいわ〜〜って感じだったんだな。おもろい。

知重にとってはこれ以上の侮辱はないと思うので、里ちゃんの性格と態度にプレイヤー側の私も救われました。ザマァ。

水口勇佐が白浪里を信頼して時間稼ぎを頼む場面

その里ちゃんの性格や強さ(鈍感さともいう)を知っている勇佐が、監的硝跡で里ちゃんに時間稼ぎを頼むことを決めた、というのもよかったです。

立場的には勇佐が一番心配するべきであって、里ちゃんにそんなことはさせられないと言ってもおかしくない。
でも勇佐は里ちゃんがそれができる人だと知っているし、里ちゃん自身が危険を冒してでもこれからも勇佐と一緒に生きたいと思っていることを、ちゃんと信じることができている。

この二人の信頼関係の描写も好きでした。

「もう一人の八百命寿」を菊子だと思っていた話

里ちゃん以外にも八百命寿がこの島にいる、という話が出たとき、私は「絶対菊子だ!!!!」と一時期確信を持っていました。

島の人たちが惨殺されていたとき倒れていた菊子がいなくなっていることに、運悪く即座に気づいてしまい。里ちゃん同様に不老不死で、あのあと起き上がったんだ!と。

まだ八百命寿がいるならそれは敵側だろう、と思っていたので、鏡を配っていた菊子が犯人であり八百命寿だ!と確信していました。

カゲノ

その前は抄太郎も疑っていました。里ちゃんにわざと鏡を見させたのかと。まぁ抄太郎は最低だったから犯人みたいなもんだしいいけど。

案内人から「もう一人の八百命寿は○回死んでる」と言われてやっと勇佐だと気づきました。完全に騙されてた。

file38・興家のその後が気になる

file38の我妙堂垂弦、これは中身が興家に変わっているということでしょうかね。

一般の女性に呪術を教えた占い師を探しているということですが、この女性は葉子のことなのかな……?

だとしたら、最後興家は興味なさそうに普通の生活に戻った、と思っていましたが、実は色々と気にかけていて今でも事件のことを探っているのでしょうか。

最後の感じで興家やっぱこわい……と思っていましたけど、意外とそういうところもあるのか、と少し見方が変わりました。

素潜りゲームで完全に脱線した話

素潜りゲームが最初に始まった時点で、楽しすぎてストーリーも進めずにレベル20以上まで一気に上げてしまいました。
2000ptも達成してしまったし、海底の印もわけわからんまま解除してしまった。

呪いの解除方法が示された後にやればよかった……。

まぁ、事前に解除した人向けの専用セリフは後からじゃ見れなかっただろうから良しとします。本能に従って正解だった(と思いたい)。

海底の印を事前解除した時のセリフ
事前に印を解除してしまった人向けの専用セリフだと思われる。

【考察】プレイヤーが白浪里の中に入れていない?

パラノマサイトではプレイヤーは登場人物の中の”誰か”になり、キャラクターたちを操作します。
まず”誰か”と関係の深い人物に取り憑き、そしてその周りの人たちにも取り憑くことができる……という設定だったはず。

周囲の何かを探したり、目の前の誰かと話す選択をしたり、考えたり、その操作はプレイヤーが行い、その最中だけは視点が一人称視点になる。(話している最中はムービーのような形で三人称視点になる。)

今回はプレイヤーが分裂したもう一人の勇佐だったわけだけど、一人称視点はこの亡くなっている勇佐の視点だと私は解釈しているし、普通にそうだろうと思ってる。
私は勇佐なわけだから、当然と言えば当然。

だけど違和感を持ったところがあって、
『里ちゃんが知重と対峙した時』と『里ちゃんがアルナーヴから玉手箱を貰おうとしている場面』だけはなぜか視点が一人称ではなく、三人称になっています。

アルナーヴから玉手箱を貰おうとする場面
里ちゃんがアルナーヴから玉手箱を貰おうとしている場面
知重と里が対峙する場面①
知重と里が対峙する場面 ①
知重と里が対峙する場面②
知重と里が対峙する場面 ②
知重と里が対峙する場面③
知重と里が対峙する場面 ③

私(もう一人の勇佐)が操作しているはずの里ちゃんを調べることができる状況にあるわけです。
『玉手箱を貰おうとしている場面』の方では実際に調べることはできませんが、『知重と対峙した時』は里ちゃんの顔が目の前にあって、里ちゃんにカーソルを当てることもできる。

ここに違和感を持って、他の登場人物のパート、里ちゃんの他のパートを見たけど勇佐はちゃんと中に入っているようでした。

カゲノ

私調べなのであまり信じないで。他にもある可能性はあります。

でもこれなんで?大事な場面だからただ演出でこうしただけ?
それなら知重との場面は里ちゃんの表情を映したいところだからまだ分かるんだけど(会話が始まったら三人称になるので必要ないとは思うが)、
玉手箱貰いに行く時に里ちゃんの後頭部が見えているのは流石におかしくないか?意味ある?

自分以外の八百命寿に入れないのかもと思ったけど、この場面以外では入っているようだし、元人魚にも入れるくらいなのに八百命寿が関係あるとも思えない。

この時に私(勇佐)が一体どこにいるのかよくわからないし、
入らなかった・入れなかったとしても、なぜこの2つの場面でそうなったのかがわからない!!!

大事な場面で里ちゃんを信じて任せたかったから……とかだと私としては熱いんですけど、でも私が選択はしてるんですよね。
玉手箱の場面なんて何度もやり直したし、里ちゃんに任せてる感はあまりないんだけど。

この件、全く答えが見つからなかったので、誰か考察してほしい。

カゲノ

パラノマサイト1ではどうだったっけ?こんなことあったっけ?忘れちゃった……

勇佐の一人称視点が外れた箇所
三人称視点が起きた2つのパート

この件について分かった人がいればXでお待ちしております。

まとめ:パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語、やっぱ好き

真エンドへの道筋の難しさに関してはかなり難易度高かったですが、ストーリー・キャラクター・関係性の描写はどれも本当に良かったです。

特に里ちゃんと勇佐のペアが大好きになりました。
今回はメインの二人が変なおもろい人たちで、前作よりもギャグ感が高めで個人的には好ましいものでした。

パラノマサイトというシリーズ、本当に好きだなあと改めて感じました。続編があるならまたぜひプレイしたいです。

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